「少年時代の自分と母親を苦しめた薬物を売ることを生業とする主人公。レゲエ野郎をぶっ飛ばして刑務所に入る。」ムーンライト ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
少年時代の自分と母親を苦しめた薬物を売ることを生業とする主人公。レゲエ野郎をぶっ飛ばして刑務所に入る。
TOHOシネマズ西宮OSで映画「ムーンライト」(Moonlight)を見た。
第89回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、
助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3部門を受賞。
主人公の黒人少年は学校ではいじめられ、
家庭では麻薬常習者の母親(ナオミ・ハリス)から育児放棄されている。
少年に父親はいない。
少年のめんどうを見る麻薬の売人のおじさん(マハーシャラ・アリ)がかっこいい。
いちばん愛情が欲しい時期に母親からの愛情が得られなかった少年。
少年の住む地域の学校の生徒はほとんどが黒人。
学校の授業中にレゲエ野郎を椅子でぶっ飛ばしたシーンは少しスカッとするが、そのせいで少年は刑務所に入ることになる。
少年は成人してからは自分と母親を苦しめた薬物の売買を生業としている。
その上、自身の嗜好は男性、つまり同性愛である。
主観だが、冒頭からラストシーンまで救いがない。
昨今ハリウッド映画におけるホワイトウォッシングなどの問題や、
映画賞を受けるのは多くは白人俳優であるなどの懸念からの揺り戻しの
影響でこの映画が評価されたなどの言及もある。
上映時間は111分。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
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