「救いに関する一考察」ムーンライト くーにー62さんの映画レビュー(感想・評価)
救いに関する一考察
ヤクの売人シャロンの苦悩に満ちた生い立ちを描く一遍。
病めるアメリカの断片を切り取るのだけど、その視線はあくまで優しい。バイオレンス描写も抑制されていて、救いようのない状況の連続を、ある種分析的に積み上げていく。
「これが人生さ」と劇中あるキャラクターに言わせるが、状況に抗い、救いを求めるシャロンにどう響いたのか。
救われるということはどういうことか、詩的に囁く映画だ。
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ヤクの売人シャロンの苦悩に満ちた生い立ちを描く一遍。
病めるアメリカの断片を切り取るのだけど、その視線はあくまで優しい。バイオレンス描写も抑制されていて、救いようのない状況の連続を、ある種分析的に積み上げていく。
「これが人生さ」と劇中あるキャラクターに言わせるが、状況に抗い、救いを求めるシャロンにどう響いたのか。
救われるということはどういうことか、詩的に囁く映画だ。