「余韻が残る映画」ムーンライト soさんの映画レビュー(感想・評価)
余韻が残る映画
ガス・ヴァンサントのエレファントを見た時のような感覚。
すごく静かなのにすごく力強いというか…。
もう終わり?と思ったら2時間経ってた。
様々な、しかも重い、要素を詰め込みすぎなんじゃないのか、という不安があったのだけど、
それぞれがぶつかり合うことなく、
彼が生きているのが当然のように
彼の回りに存在していることとして描かれていた。
確かに、誰でもいろんな事を抱えているけど、
いつもドラマチックとは限らない。
そんなことを淡々と、力強く描くよい脚本だった。
3人のシャロンは、みんな目が特徴的で、
特に大人になった彼には驚いたけど、
目はどこか昔のままというか、
似てないんだけど、
悲しみのようなものが見えて良かった。
余韻が残る映画。
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