散歩する侵略者のレビュー・感想・評価
全74件中、1~20件目を表示
愛に負けた侵略者
やっと観ることができました。
長澤まさみさん、いいなぁ。
ヘアスタイルもこっちの方がいいなぁ。
松田龍平さん、今よりシュッとしている。
宇宙人⁉️凄いなぁ。
概念 を奪うなんて、
そしてその人間の体を乗っ取りその人になりすます。
光石研、社長さん、
🩷ピンクのセーターを肩に掛けて登場したので、
いやらしいかな、と感じたらやはり。
妹もやられ社長も。
信じられないない鳴海。
厚生労働省の品川が週刊誌記者の桜井に
ウイルスの感染だとか言いに来たが、本当か。
いつのまにか自衛隊員も装甲車と共に。
先程概念奪われた丸尾が演説する事態。
立花という少女?が
警官を殺す過激な行動を取り桜井に疎まれる。
子供たちの讃美歌が可愛くて良かった。
また、立花が人を殺した。
桜井はそうと知っても離れない、
何を考えているんだか。
その頃街は、
ウイルス感染でパニック状態のところも。
(2,3年後のコロナ禍が分かってはいないだろうし)
桜井は、必死に地球🌏の危機を熱弁するが。
鳴海パニック、真ちゃんが大❤️なんだな。
ラスト鳴海がなぜ?と思ってしまう。
真ちゃんは❤️してくれるけども。
苦手な作品だったが、鳴海の愛の力が強かった、
ということ❓
出演料でお金なくなっちゃったかな
宇宙人が他人の身体を支配するのは良いけど、そんな能力を備えてる宇宙人が最後に死ぬって、矛盾があるなと!
設定は、面白いです!
もう少しCGにお金かけてほしかったです
俳優さんが錚々たるメンバーなので、申し分なし
期待してたけど・・・
アマプラで鑑賞。
細かい設定が甘々。
概念を盗まれた側の後の行動が曖昧。
良い大人が「仕事」の概念が盗まれたらあんな幼稚園児のような行動を取るだろうか。
仕事の概念を失っても一般常識は残っているはず。
「愛」の概念を失ったら記憶喪失者のようになるのだろうか?
その辺りが意味不明。
侵略の目的…
そこがそもそも不明なので共感できなかった。飄々としたシンジと天野のキャラが被って見えて、冒頭の設定説明的なシーンが長過ぎた。記者の桜井もこの世に未練がないのか、目的がジャーナリズムなのかなんなのか分からない。ラスト、愛の概念を奪ったお陰で人類が救われたわけだが、個人を犠牲にして良いのか、そんな風に考えてしまった。
GPS装置を渡すなんて卑怯ですね。卑怯だろ~?
もしかすると、筋肉ムキムキの笹野高史が飛び出してくるんじゃないかと妄想してしまうが、それよりも厚生労働省って肩書がいかにも卑怯だろ~って思ってしまう。どうして厚生労働省なのか、どうして謎のパンデミックが起こっていたのか、宇宙人による侵略がメインテーマであるハズなのに、一方では自衛隊も出動していて、戦争が今にも始まろうとしているという展開に納得がいかない。
本作は黒沢清監督のオリジナル脚本ではなく、前川知大という原作者がいて、元は舞台劇であるのだという。前川原作の『太陽(2015)』でも独特のSF世界観を発揮していたのですが、どちらも舞台劇ぽい狭い範囲での設定です。黒沢清の映画なのだから、誰かが幽霊なんだろう!と勝手な先入観で見ていると裏切られてしまいます。
基本的には人間の体を乗っ取った3人の宇宙人が中心。加瀬鳴海(長澤まさみ)の元に戻ってきた夫・真治(松田龍平)。青年・天野(高杉真宙)、女子高生あきら(恒松祐里)だ。宇宙人は人間の概念を奪い、知識を蓄えていく。れは「家族」であったり「仕事」であったり、抽象的な概念なのだ。概念を奪われた人間はその部分が欠落して痴呆化してしまうようだ。医者から若年性アルツハイマーの疑いを持たれるほど知識不足だった真治たち宇宙人は徐々に人間を理解していくのです。
真治のガイドとして運命を共にする鳴海、天野のガイドとして行動するジャーナリストの桜井(長谷川博己)は概念を奪われないという設定。やがて3人の宇宙人は仲間に通信機で交信し、地球を侵略し始めようとしている。命が惜しくなった桜井はわずかな生き残りの“サンプル”になることを希望し、彼らに協力してしまう。一方、鳴海は真治と一緒にいたいと切望する・・・
結局は「愛が人類を救う」という壮大なテーマではあったものの、戦争が始まるとは何のことだったのか、笹野高史は何だったのかと、大きな謎も残したままエンディングを迎えます。「人類すげーな」とか「人類をなめんなよ」とか、やたらと“人類”を強調していたこともクスッと笑えてしまう作品でした。
【2017年9月映画館にて】
君はそれでも宇宙人か⁉︎
数日間行方不明だった夫が帰ってきた。
ただし、何か言動がおかしい。人間らしさがない。
街で起きた一家バラバラ殺人事件。
ジャーナリストの桜井は、事件現場に現れた謎の少年と事件の鍵を握る少女を探す。
人々は心を失っていき、政府は秘密裏にその何かに立ち向かう。
宇宙人の地球侵略が始まった。
黒沢清版E.T.(ちゃんと観たことないけど)。
不気味な宇宙人侵略に人間が立ち向かおうとする話かと思えば、まさかのハートフル映画だった。
全く新しい宇宙人の地球侵略方法。
全くというのは嘘かもしれないけれど、この映画にはUFOもグレイも出てこない。
形は無くウイルスとして寄主となる人間に侵入、その体を自分のものとして、1人だけ人間のガイドをつける。
多くの他人から概念を奪うが、ガイドからは奪わない。
人間は言語を使用して物事をやりとりするが、もしも、その言語で表される“もの”の核となる概念を喪失したら…
よくある宇宙人が目から光線飛ばしてくるのも、実は概念を奪う行為だったりして。
奪われた人間たちの無力なこと。
でも、愛だけは違った。
無だった宇宙人が愛を持ってしまったら。
はじめは人間サイドだった両ガイドが、最後には宇宙人サイドと心のつながりを見せるのには感動。
気づけば彼らの侵略を応援している自分がいた。
豪華俳優陣と恒松祐里、高杉真宙、光石研といったら私のためのキャスト。
加瀬夫婦と桜井率いる3人という2つの世界で進んでいく話。
メインは加瀬夫婦だが、どちらかと言えば桜井パートの方が長め。
松田龍平は無の芝居が似合いすぎだし、長澤まさみはラブホのシーンなど流石としか言いようがない。
グラサン長谷川博己のセリフは何故か毎回笑ってしまった。
豪華俳優陣の無駄遣いの中、冒頭の血まみれ恒松祐里のバカカッコ良さと脳内お花畑の光石研の可愛さは特に印象的。
それだけでも観る価値あるんじゃないかという。
人との関係が希薄となる今、自分は空っぽになっていないだろうか。
もう一度自分自身と向き合い、言葉の有り難さを噛み締め、人との交流を絶やしてはならないと宇宙人は教えてくれた。
最後はやや蛇足に感じたが、全体としてしっかりとまとまった映画だった。
しんちゃんに会いたかった
題材はよかった
しかしどこか共感できなかったのは「しんちゃん」がいなかったからだろう
どんな人物でどんな経緯が彼女とあったのか、
それが間接的過ぎてわからない
小説ならそれでいいが、映像であれば映してほしかったのが正直なところ。
最後テロリストになっていくフランケンいて笑った。
面白かったけど・・・
ストーリーは面白かったし、俳優もよかった。でも、結局人類を救ったものが、愛の概念(力)っていう設定は、ちょっとどうなんだろう。映画化の前に舞台で上演していたと知って、ちょっとびっくり。舞台としてのストーリーだったら、コンパクトに上手にまとまっていて、(何となくだけど)良かったかもしれないと思えました。
ラストが良く分からない
鳴海が愛を奪われた時に呟いた
「何も変わらない・・」
の一言
そしてラストの無表情
愛の概念とは何か
症状が改善しないのは症状が無いから?
妹が家族の概念奪われた時と同じよ様に流れた涙
奪った後に景色が全く違って見えた真司の症状
難しい
概念の侵略者
原作は、「概念」を略奪する「侵略者」を描いており、示唆に富む内容だ。その部分を映画化するのは極めて難しいことだったろう。児島が演じる警察官が自他の概念を失うところが印象的だった。ただ、宇宙人の侵略攻撃を描く部分は余計だったように思うー映像にインパクトを与えるために仕方がなかったかもしれないが。 (鑑賞日はあまり正確に覚えていない)。
設定自体は面白いのに・・・・
せっかく設定は面白い&良い俳優&女優さんが出ているのに
所々に有り得ないシーンがイッパイで
見て居て段々と冷めて行ってしまいました。
(例え:オープニングで道路の真ん中を女子高生が歩いているくらいで大型のトレーラーが正面衝突で横転しますか?(笑)
なんだかなあ
キャストは豪華だが、ストーリーや設定に粗さを感じた。概念を奪うという発想自体は面白いので、もっとうまく着地ができたのではないか?
侵略のためのよくわからない(ちゃっちい)機器と急に始まるハリウッドのような地球侵略。??となり、松田龍平と長澤まさみの愛の概念のやりとりのシーンも全く入り込めなかった。なんだかなあ。
面白かった
分かりやすい面白さじゃないのと、派手さよりも心情を描こうとしてるから評価が低くなってるのかなって感じです。
SFとコメディと愛の要素が良い感じに混ざってて主観的ってよりも客観的な視点の映画だなって感じです。
最後の愛の概念を奪われたことによって人として大切な要素なんだと考えることができました。
また、概念を奪うって設定がとても良いと思います。
鑑賞後に満足できる映画でした!
※ロクでもない感想です※
長澤まさみが可愛いし松田龍平がハマリ役だしキャストがそれなりに豪華だし音楽のセンス普通に良かったし脚本が非常に素晴らしかったのでおススメしたい。
問題は「カバーストーリー失敗しとるやん…」とか「K-クラスシナリオまっしぐらやん…」とか某ジャンルのことを思ってしまうと映画自体に集中できなくなることです(※個人差があります)(自ジャンルの話を持ち込むクソオタク
愛という概念は持ってないよ!って話になった時に「いやお前らもってないんかい」と思わず心の中で突っ込んでしまったんだけど、よくよく考えれば侵略者組って大人一人+ガキ二人なんだから、愛の概念を貰いそうな機会があるのって松田龍平だけなんだな……愛という概念を知らなかった侵略者が恋人から愛の概念を貰ったことで初めて恋人を心の底から愛せるようになったけど、その代償として恋人は侵略者に対して何の感慨も抱けない、っていう図式は最高の極みですね……
ただ個人的には別に人類滅亡しても良かったんだけど(趣味がバレるような発言)、でもまぁあれが一番綺麗な終わり方だと思う。
愛は人類を救えるか?
レンタルDVDで鑑賞。
地球は狙われている。静かに、しかし着実に。日常の中に非日常が溶け込んでいく様が恐ろしかったです。じわじわ侵食されていき、いつの間にか取り込まれてしまう緊張感が堪りません。概念を奪うだなんて最強の侵略方法だなと思いました。指針を失うと全てが崩れてしまう。あな恐ろしや…
概念を奪われた人たちの大半は自分を見失い、精神に支障を来してしまいましたが、一部の人間は凝り固まった考えから解き放たれ、新たな視点を獲得していました。我我の大事にする常識や慣習とはなんぞや、と突きつけられた感じです。
スリルとサスペンスを高めながら、テンションを最後まで持続させる演出が素晴らしかったです。さすが黒沢清監督、ホラーの名手だなと思いました。反対にユーモラスな場面もあり、侵略者なのに憎めないキャラクターなのが面白かったです。
愛の疑問にぶつかった真治(松田龍平)と、愛の概念を授ける妻の鳴海(長澤まさみ)のやり取りが響きました。
愛とは、相手を慈しむこと。
侵略者たちは、地球人を理解して愛してくれたと云うことなのでしょうか。嫌われないようにしないとな…
[余談1]
タイトルが特撮ドラマのサブタイトルっぽくて特撮ファンの琴線に触れました。ずっと観たかったので感無量です。
[余談2]
松田龍平の、飄飄と捉えどころの無い感じの演技が絶品でした。周囲に静かに不協和音を撒き散らしながら、来る日も来る日も散歩、散歩、散歩。こう云う類の役をやらせたら彼の右に出る者はいないんじゃないかなと改めて思いました。
※修正(2024/06/13)
なんか中途半端
WOWOWにて鑑賞。
概念を奪う宇宙人という設定は面白い。
ただたった三人が概念奪っただけで、
あれだけの人の概念を奪って心身喪失状態に出来るかは、ピンとこない。
女の子だけ異様に武闘派なのはなぜだ、、笑
まぁ盛り上がりのためだろうけど。
侵略の仕方がなんともしょぼい。
最後は感動した。
俺たち『概念』を集めてるんですよ
映画「散歩する侵略者」(黒沢清監督)から。
言葉の定義や概念を言葉にするのが大好きな私には、
ちょっとヤバいくらいにはまってしまった。
もしかすると、ここ数年では一番メモが多い作品かも。
「俺たち『概念』を集めてるんですよ」でメモ、
「欲しいのは、その元にある概念の理解だからね、
理解そのものを頂くんだ」でメモ。
とにかく「○○って何?」の質問の嵐で、楽しかった。
「所有って何?」から始まり「ねぇ、刑事さん。自分って何?」
「あの、仕事って何ですか?」「罰って何ですか?」と、
矢継ぎ早に、定義、概念を見つけていくのだが、
イメージも千差万別で、言葉で説明もできないものがある。
それが「愛」ということだ。
牧師に「あなたなら、正確にイメージできるんですね」と訊ね、
「愛は、あなたの内側にあります」と答えられて戸惑うシーン。
愛に対する概念が多すぎて、誰も定義できない。
「愛」以外は、その概念を地球の侵略者に奪われてしまうが、
「愛」だけは、彼らにも奪うことができなかった。
それが、この映画のテーマかも知れないなぁ。
どうにも腑に落ちすぎる。
ついに、黒沢清が宇宙人に手を出した。
だが、正直ガッカリだ。
奴らは宇宙人。概念を奪う。
何の概念をいつ奪ったかがすぐに分かる。
彼らに実体はない。
家族は居ないが、仲間はいる。
目的は仲間と合流し、通信機を作り、地球を侵略すること。
これら全てが「台詞」で説明される。
いったいどうした黒沢清。
サスペンスを生み出すなら、行動の理由なんてどうでもいいじゃないか。
どこの誰だろうがどうでもいいじゃないか。
挙げ句の果てには、街中で大衆に向かって、劇中で明らかになっている事をわざわざ大声で説明する、小っ恥ずかしい演説シーンもある。
何をしてるんだ。
コメディをしたいのは分かる。
間抜けなシーンだから。
だったら、コメディを撮れ。
別に、黒沢清=難解な映画=傑作と思っている訳じゃない。
それはただの結果論であって、不可解だからこそ滲み出る不気味さが僕は好きなのだ。
得体の知れない存在の「得体」がここまで知れてしまった時点で、黒沢清の映画には魅力を感じない。
扇風機や風車を使った視覚的な「風」への拘りは感じられたものの、やはりそれが主題と絡んでこないのは何とも寂しい。
ビニールカーテンも微動だにしない。
成り替わるというテーマが黒沢清らしいといえば、そう言えない事もない。
生きていればその人と言える。ならば死んでしまった不確かな存在でも、確かにそこに居るならば、その人は存在していると言えるのか。
それを探求し続けているのが黒沢清だ。
概念と夫の記憶を全て手に入れた「何か」は夫と呼べるのか。
そもそも何をもって「その人」であり「夫」と呼べるのか。
その辺りの問いかけは、黒沢清と繋げる事も出来なくもない。
だが、今回はなんだかやっつけ仕事のように感じた。
次作に期待したい。
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