散歩する侵略者のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
予告のチラ見のみの
鑑賞でしたが
うん
嫌いじゃない‼︎
宇宙人役の
松田龍平イイ‼︎
どハマり(笑)
概念を奪うと
あんな事になるものなのだろうか?
なんか釈然とせず
モヤモヤ感は否めなかったけど
それで
オチがわかってしまったので
マッタリ進行がしんどく
も少しテンポアップしてくれても
良かったかも
東出くんは
感情が無い役はハマるね
淡々と語ってたが
チョット何言ってるか
わかんないんですけど〜
みたいな(笑)
結果読み取れないの
ワロタ‼︎
長澤まさみが奪われた
概念のように
消えて無くなるまででも
一緒に居たい‼︎って
思える気持ちが
愛なのかな⁇
宇宙人のリアリティ
原作の舞台版は再演を観劇済み(って言ってもほとんど忘れてたけど)。
演劇は日本人が欧米人を演じても、素舞台を「ここは未来都市」って言っても、観客が想像力で補填してくれるので、荒唐無稽な設定も受け入れられやすい。でも映画はそうはいかない。
同じイキウメの映画化でも、入江悠監督の「太陽」はもう少し映画にしやすかったと思うけど、この話は何しろ宇宙人が人間を乗っ取って地球に侵略してくる。そんな話をリアルな現代日本の話として映画にするのは並大抵のことじゃないと思う。
それをここまでリアリティを持って観られたのは、なにより役者の力が大きかったと思う。
まず「しんちゃん」の松田龍平。「身体を乗っ取った宇宙人」役に、これ以上適任な人はいない気がする。何を考えているのか分からないし、立っているだけで違和感がすごい。
怒ったり戸惑ったりしながら夫に対する想いを変えていく長澤まさみも、半信半疑で宇宙人と行動を共にするアウトローな長谷川博己もよかったし、飄々としつつ人間を観察する宇宙人の高杉真宙も印象に残った。
ただ、「概念を奪われる」というのがどういうことなのか、いまいち納得がいかないというか。
例えばデザイン会社の社長が「仕事」の概念を奪われた途端子供みたいに遊びだしたけど、「仕事」の概念がなくなったからってあんなに白痴化するのは違うような。
「何やってたんだろ、馬鹿馬鹿しい。会社は解散。旅行でも行ってくるわ」って会社を出て行くとか、もっと違うアプローチがあった気がする。
あと、ラストの侵略シーン。火の玉みたいなのが飛んできて、「え、火!?」ってなった。人間には姿も見えないような別次元の宇宙人なのに、攻撃は火の玉なの?っていうか、火だと人間以外の生物も死んじゃうし、火で焼くんなら人間の概念とか知る必要ないような。。
「その星で一番知能の高い生物を調べて、それにより侵略するか残すか決める」ってことなのかなぁ。
一番好きだったのは、長谷川博己演じる桜井がそのへんの人に「こいつらは宇宙人だ!早くしないと手遅れになる!」って演説した後、「一応言ったからな…」と呟いて、普通にまた宇宙人と合流する所。
いやいやいや…wと思いつつ、人間ってこういう不合理なところあるよねーと、妙に納得してしまった。
でも実は、なるみも桜井も最終的には自ら宇宙人に協力してたように見えて、本当は少しずつ洗脳されてたりして…。
ある意味解放であり一種の幸福
8月と9月に観た、今作品と同じく前川知大作の演劇「プレイヤー」を思い出しながら観ていた。
メインキャラの桜井なんて名前も同じだし役割もわりと似ていて、なんだかゾクゾクしてしまった。
身近な人間の人格や言動がガラリと変わってしまう困惑と気持ち悪さ、「概念を奪われる」ことへの恐怖と興味、色々混ざって新しい設定や感覚に頭も使うけどとても楽しくストーリーも面白かった。
意識しないでも当たり前に持ち 気付かず縛られている概念を、もし自分が奪われたら・身近な人から奪われたら…と考えずにはいられない。
ある意味解放であり、視点を変えれば一種の幸せでもあるように思える。
でも、家族は他人となり他人は自分となり理性的な行動は取らず 挙句ボケ〜ッと宙を見つめて過ごすさまはやっぱり異常に見えるし恐怖を感じる。
でも、その正常な状態の概念さえないのだから…? と無限ループに陥る。
ジャーナリストの桜井は人間側にも宇宙人側にも付いているような二面性が面白かった。
マーケットで人間にエキセントリックな忠告をしたかと思えば天野にかなり協力的でその身も差し出す始末。
鳴海にも思ったことだけど、ガイドになると宇宙人に必要とされていることにハマってしまうのかな。
奪われた人間の様子も結構しっかり見れるのが面白い。
わざとらしいくらいの照明演出も好き。
ただ病院に連れ込まれる人数が多すぎるところや、所有の概念を奪われたはずの丸尾君が戦争反対演説のときに「僕達のナントカの〜」的な、所有を示すような表現をしていたのには疑問を感じた。(セリフ覚えてないけど)
侵略に先立って来た宇宙人が3人だけってのや、通信機手作りするとかやたらアナログなのはトンデモだけど面白い。舞台的で好き。
いやもしかしてあの街に3人ってだけで全国的にはもっといるのかな…そうであって欲しいわ。地球侵略するくらいなんだから。
笹野忠率いる胡散臭い防衛団体や軍隊に少し違和感。
そこまで出動するまでの大きく明確な出来事の描写がないので唐突に感じてしまう。
終盤の展開には少しがっかりしたかな。
真治が人間と同化しだして鳴海に肩入れするようになったあたりからアレ?と思い始めていたけど
愛の概念を手に入れて侵略中止〜!ってのもなんだかなあと思ってしまった。
私が完全に桜井や天野たちを応援していたから余計なんだけれども。
でもラストの感情の抜け落ちた鳴海と側に寄り添う真治の、最初とはまるで逆転した二人の対比は好き。
宇宙人役の松田龍平と高杉真空はハマリ役だった。
松田龍平の、元々何考えてるか分からない絶妙な顔立ちと高杉真空の美しい顔面からネジ3本くらい抜け落ちたような表情が印象的で良かった。
やたら強くて暴力的な女の子 恒松祐里もなかなかインパクトあって好き。
作りは雑だしツッコミどころはかなり多いんだけどやっぱりそれを上回る新感覚の深みと面白さがあった。
好き嫌いかなり別れるだろうな…私はとても好き。
黒沢清監督の作品独特のちょっとホラーテイストな見せ方も好き。
映画だからこその表現も多かったので、もうこれはぜひ劇団イキウメの舞台も観に行かなくてはと思っている。
前川知大の世界観にとても惹かれているのを今作品で実感した。
散歩する侵略者
エンタメはきっちり作ってほしい。
黒沢清の映画を観るのは久しぶりになる。
概念を奪うという手で人類に侵食していく宇宙人。
とはいうものの、宇宙人の実態は提示されない。まあ、そんな種類の映画ではないので、それはいいのだが、先乗りしている宇宙人が3体というのは悪い冗談にしか思えず、なかなか乗り切れなかった。
厚生労働省という名の国家が出てきて、宇宙人の殲滅を図ろうとするが、彼らはどこからその情報を得たのか。
映画の大きなウソを補完するためには、小さなリアリティの積み重ねが必要で、それはやっぱりきっちりやってほしかった。
黒沢清の映画はいつも舌足らずの印象がある。
好き嫌い・評価がはっきりと分かれる作品だと思う。自分は嫌いじゃない。これはラブストーリーである。
movixあまがさきで映画「散歩する侵略者」を見た。
「散歩する侵略者」は全国週末興行成績の2017年9月9日~2017年9月10日の結果は初登場で「スパイダーマン ホームカミング」の9位に続く10位だった。
「君の膵臓をたべたい(2017)」が公開7週目でまだ7位につけていることを見ると「君の膵臓をたべたい(2017)」の人気と粘り強さをまじまじと感じる。
敬老の日で休日で、朝一番の上映ではあるが、「散歩する侵略者」の劇場には我々夫婦を含めても観客は10人にも満たない。
「散歩する侵略者」の出演は長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己など。
主演は長澤まさみらしい。
長澤まさみは今年30歳。
TVCMなどではよく見るが(長澤まさみ、高橋一生 出演のdTV「ふたりをつなぐ物語」篇のTVCMは好き)、
今回はじめて長澤まさみを本編でじっくりと見た。
地球を侵略するために地球にやってきた宇宙人が3人の地球人に乗り移る。
松田龍平に乗り移った宇宙人は物静かな宇宙人。
女子高生に乗り移った宇宙人は凶暴で簡単に人を傷つけたり、殺したりできる。
SF(サイエンスフィクション)ものではあるが、宇宙船やハイテクモノなどはいっさい登場しない。
原作はもともとは舞台劇だったのでこのような構成や表現になったよう。
この作品を見た人はその好き嫌い、評価がはっきりと分かれると思う。
印象的なのは冒頭から終盤近くまで、長澤まさみが夫役の松田龍平を終始罵っていること。
しかし、これは間違いなくラブストーリーであると思う。
自分は「散歩する侵略者」、嫌いじゃない。
上映時間は129分。
長さは感じない。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
面白かったが、今一つ心に響かない
タイトルが気になって観ました。別人のようになって帰って来た夫が、人間を知るために人間から概念を奪い取る侵略者になっていてというストーリーです。やや中弛みしますが、捻ったSFとして面白かったです。「愛を知れば戦争もなくなり、愛がなければ人間は生きていけない」ということのようですが、表現が控え目過ぎて伝わらず、心に響かないのが残念でした。
古さの中に新しさ、様々なジャンルが折り重なった良い意味で邦画らしいSF映画でした
ベースは昔からよくあるタイプの古典的な侵略物SFでしたが、侵略者(宇宙人)が地球を侵略する為のプロセスとしてまず人間の概念を奪い人間を知ろうとする様子が、何気に新鮮味溢れる設定で、とても面白みを感じた映画でした。
派手なドンパチ合戦の侵略系SFアクション大作も結構好きなんですけど、こう言う邦画らしい地味なアプローチの侵略SF物も悪くないものですね、しかも後から結構ジワジワ来るんですよ・・・途中これはブラックコメディか?なんて思いながら見ていたりもしたのですが、話の持って行き方、着地させ方が本当に上手くて、ジンワリ感動させられてしまいました。
まあ衝撃のとか、予想外の結末って訳では無く、ある程度予想通りの結末ではあるんですけど、役者の演技込みで思いのほかグッと来たんですよね、地味ながらいい映画だったと思いましたよ。
それにしても、人間の概念を奪うと言うその設定が、ホント面白かったなぁ。
特に概念を奪われた人間の様子が深く印象に残りました。
我々人間の概念はとても大切なものであると同時に、とても邪魔なものでもあるんだなと、しみじみ考えさせられましたね・・・。
崩壊でもあり解放でもあるような、何とも皮肉めいた様子が、とても印象に残った各人の一コマでした。
満島真之介、光石研、大島(あるいは児島)一哉、前田敦子、等々、奪われる側の演技も皆上手かったですね。
元々宇宙人っぽい松田龍平演じる真治の、ゆるーく侵略しようとする様子も、画的にシュールでちょっと面白かったです。
ゆる過ぎてやや間延びした感は無きにしも非ずでしたが、何も知らないって、それはそれで幸せなことなのかもと思わされたりで、まあ何かと笑わされたり考えさせられたり、これはこれで面白かったですよ。
真治が侵略されたことによって起こる夫婦仲の変化とか、ホント見入っちゃいましたねぇ、また奥さん役の長澤まさみのツンデレ感がたまらなく良かった、今回はいい感じに主婦感が出ていていましたよね、そして母性愛、長澤まさみ史上1、2を争う演技力を披露したと言っても過言では無かったと思いました。
一方、やや粗暴な侵略者、恒松祐里&高杉真宙側のパートは、松田龍平側のゆるさとは打って変わっての展開でしたが、その真逆さ、激しさが物語を加速させる感じで、こちらも何だかんだで結構見入ってしまいましたね。
長谷川博己演じるジャーナリストとの奇妙な交流、一風変わった友情物語的な部分も、あちらのツンデレ夫婦とはまた違った趣があって面白かったです。
そして人間の最大の武器でもあるあの概念がもたらしたミラクルな結末も、個人的には好きな結末でした、黒沢清監督作品がどちらかと言えば苦手な方でも、これは結構いけるのでは?(私もその口でした)
あんな風になるのか?
映画作品として、
ストーリーは非常に面白いです。
ただ、
概念を奪われたらどうなるのか。
その表現が
なんか全部違う気がしました。
最も違うと感じたのは、
「仕事」という概念を奪われたところ。
仕事に抑圧されていた人が、
仕事から解放されたらあんな風に
なるのかもしれませんが、
概念として無くなるわけだから、
今、自分が行っている事が
仕事かどうかという感覚が無いわけだから
少なくともあんな風にはならないと思います。
「家族」という概念をうばわれた妹も、
家族じゃなくても一緒に居たっておかしくないので
あんな風に急に冷たくなるのは
チョット違うと思います。
こんな感じで、
「全部」違う気がしました。
面白い作品なのに
そこがもったいない気がしました。
こういう全く宇宙人👽の出ないSF、好きだなぁ❤️
一抹の不安的中?
とにかく、つまらなかった。
確かに面白いシーンもあったり、キャストもいい役者さんがやっていたりと、魅力的な部分はあったが、とてもじゃないけど、1800円を払うほどの内容ではなかった。
3人の宇宙人の中で、2人が若手の子だったが、コンビニ弁当食べたり、廃材集めたり、だらだらしたシーンが多くて、喋りかたもいまいち。
なんだろ、おでこつついて宇宙人に概念を侵略されるとか、人類がっていうわりには、パニックシーンは一つの病院内だけだったり。お金なかったのかなぁという印象。長谷川さんや長澤さんなどがなんとか演じていたから、最後まで頑張ってみることができた。
よかった
概念を奪うまではいいのだが、奪われると概念が消えるというのが腑に落ちず乗れなかった。経験や理解で獲得するのが概念なので、また理解できそうなものだし、コピーならまだ分るのだが奪われることに納得ができない。きちんとしたSFとして表現しようとしている以上、気になった。
3人の宇宙人に人間性のないところに宇宙人らしさがあった。漫画の『寄生獣』で、寄生された女が自分で産んだ子どもを全然愛してなくて、子どもの片腕だけで雑に持ち上げていた絵で見事に、人間じゃない感じを1コマで表現していて、それを思い出した。そんな感じの見事な表現が見たかった。
長澤まさみがかわいらしかった。
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