アウトレイジ 最終章のレビュー・感想・評価
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何もない~作品・娯楽として~
by PAPAS
「アウトレイジ 最終章」10点。
何もない。
テーマ・主義主張・ストーリー・ドラマ・心に残るもの・
快感・カタルシス(慣れてしまいました)・
残酷さ(慣れてしまいました)・
非情感(慣れてしまいました)・
クライマックス・ラストシーンの余韻・どんでん返し・リズム
映像美テクニック・音楽・BGM・ゴージャス感・衣装・クルマ・武器・女・SEX・熱演・演技力・スケール・暗さ・喧噪・戦争・
人間の業と縁・暴走・愛情・義理・人情・友情・極悪非道・
展開の必然性・娯楽性・など全てにおいて、
「十分に描き切った」とは思えません。
レベルが低いです。
例えば、大声を出したから熱演ではありません。
笑いが起きたからオモシロイではありません。
人があまた死ぬから残酷でもありません。
理由もなく人が殺されてもそれは、「デジタルのゲームの世界」に過ぎません。わかりますか?言わんとしてることが。
「お金を取るプロの映画作品」として
どれだけいろいろなことに知恵を搾って、練り上げて作られてるのでしょうか。
どれだけしんどいことにエネルギーを費やして訴えようとしているのでしょうか。
頭も身体も「頑張らない・苦労しない」で、お金を取っていいんでしょうか。自分たちの好きなことだけをしたい放題にして。
何故この題材を使う必然性があるのでしょうか。
「娯楽」として非日常の緊張感を味わい、現実をしばらくの間逃避するのでしょうか。それならばもっともっと頑張って苦労して、もっと「ひどく・強く」訴えてくるように作って下さい。
心に残ってはがれない様なものを。
「この程度」では有害映画です。
「この世界・人間」と「映画作品」「娯楽」として。
監督を「はだかの王様」にしているからです。
ただ今までになかったというだけのことです。
それは才能ではありません。
「何でもアリの業界」でも「頑張らない者」を評価してはいけません。
「塩見三省」さんに10点のみです🍀
ごめんなさい
僕の生涯ベスト映画3本に入るのが「ソナチネ」です。
公開前Yahooのインタビュー記事で監督自ら「雰囲気が似てしまった 」とのコメントがあり、
ソナチネのテイストがまた味わえるのであれば、観に行かねばと思い劇場に…。
正直、シリーズ前二作は好きでは無かったので、観賞はビデオ化してからで良いやと思ってたのですが、ソナチネ公開当時に好き過ぎて連続二回(当時は入れ替え制では無かったので)劇場で通算三回も観てしまった経緯からです。
死(破滅)の美学に魅入られた主人公を狂言回しにした、夢とも現実ともつかない世界観を唐突な暴力描写でアクセントをつける、僕の好きな北野映画は悲しい事に何処にもありませんでした。
今回の最終章は、実際の主人公は西田敏行演じる西野で、ビートたけし演じる大友は、無軌道に暴走する端役でしか無く、そこにソナチネで感じた主人公の村川の儚くも魅力のある存在感は微塵も無かった。
本来の主役である筈の大友の行動原理が理解不能で、トラブルで下っぱ一人殺されただけで、恩義のある張会長に多大な迷惑をかける行為を何故、自ら進んでするのか?
劇中、昔気質の筋を通す極道みたいな台詞で片付けられているが、あれでは状況に否応なく巻き込まれていくソナチネと全く違って、目先の事態に本能的に動く、只の狂人でしかない。
説明台詞と演者の顔芸だけで、裏社会の狡猾な騙し合いとかを売りにしているみたいだが、
説明台詞の排除、過度な演技禁止、何よりメジャーな役者を一切使わない(ソナチネの頃は大杉漣も寺島進も何者かも分からなかった)のが北野映画の特徴であり、魅力だったのに。
ソナチネと共通なのは、主人公が拳銃自殺するのがラストシーンなだけで、防波堤で釣りしているシーンなんて、雰囲気だけ似せたセルフパロディにしか見えなかった。
やはりもう役者ビートたけしは封印した方が良い
演技も滑舌も限界だと思う。
過去作を復習してから鑑賞を!
最終章というだけに今までを統括するストーリーなので初めて観る方は是非過去作を観てから鑑賞した方が良い。
ビヨンドから5年経ってるだけに西野と中田ビジュアルが老いたなって印象。
塩見さんは体調崩したことあって致し方ない。
今作は痛いシーンがほとんどなくグロさは無い。
歯医者や野球みたいなことを少し期待したが。
かなり期待していたコノヤロー祭りは殆どない。
ラストはちょっと悲しかったな〜
騙し騙されのヤクザ抗争はこの3部作でとても楽しめました。
任侠映画は殆ど観なくて知識も薄いがアウトレイジをキッカケに少し覗くことができました。
え?なにこれ
アウトレイジ、アウトレイジビヨンドと観て期待してただけに、今回は失望感というか喪失感が半端ないです。
まずストーリーがぐだぐだ。
全然、面白くない。花菱会と張グループの抗争と宣伝ではあったけど、全然抗争してないし、花菱会のやってる事が陳腐すぎて、最後はたけしが自殺。え?なにこれというレベル。
そして残念だったのは塩見三省が体調を崩し、前作とは全く別人だったこと。
最後のスタッフロールでやっとわかるくらいの変わりよう、中田とは言ってたけど別の中田だとずっと思ってたしw
これだったらビヨンドで終わらせてた方が綺麗だった。非常に、残念です。
前回より衝撃は少なめ
銃を持ったものは幸せになれないようにしている、と武。なのでまあ結末はソナチネなどと同じく、よそうはできたもの。
えぐさなど減り、完結に向けてまとめただけの今作。ファンなだけになんだかもの寂しさを感じた。
ラストはあれでまあよかったのではないかと思う。ちゃんと、カタキとったので。
期待しすぎて、観てきた結果、ちょっとあれ。1.2のほうが好きですね。前作の方がエンターテインメント性も高し。映像は綺麗です。どこをきりとられても絵になるように作ってるらしいので。
アウトレイジシリーズの完結編ではあるが、これまた初代、ビヨンドの2...
アウトレイジシリーズの完結編ではあるが、これまた初代、ビヨンドの2つとはまた違った作風、テイストの出来になっている
初代アウトレイジに見られたバリエーション豊富なバイオレンスも、ビヨンドみたいな罵詈雑言の飛び交うようなのも大人しめになっており、それよりもより登場人物の内面に踏み込んだ感じになっている
特に主人公大友周りの描写、結末から他や監督本人が言うようにソナチネを否がおうにも彷彿とさせる雰囲気がある
OPからキタノブルー全開で音楽も心なしか前2作よりも大人しめな曲調になってるように感じた
役者陣でもたけし、西田敏行、塩見三省が力演している中、ピエール瀧、大杉漣のコメディリリーフ感、白竜のある種の安定感によって新旧の登場人物がハッキリキャラ立ち出来ていたのはやはり流石である
次作になるであろうたけし自身が書いた恋愛小説の映画化も楽しみである
アウトレイジ 最終章
収束する物語
これまでの2作がたいへん好きだっただけに
期待が過度すぎて、空転した感じになった。
なぜか。
結末は予見される方向で
それについては文句もないし、
なるべくしてなった感じだったが、
今回の物語全体が、
そこに至る経緯ともあまり関係のない一悶着でしかなく、
緊迫感や組織の入り乱れるダイナミズムから遠く、
西田敏行とピエール瀧を眺めるだけの
104分となっていたからだ。
だいたいのシーンが花菱のおっさんたちの会合で終わる。
そのおっさんたちのおっさん面はやはり魅力的だし、
大森南朋などもいい感じなのだけど。
あと、本当に言いづらいが
役者のたけしはもうツラい。
大好きなんだけど、もう舌も回らず、
観ていて苦しいときがある。
衝撃的で「やっぱ俺らの殿だよ!」
と言わざるを得ない監督作をまた待ちたい。
タイトルなし(ネタバレ)
覇気が足りない
でも哀愁がある
病気だった役者もいたらしいし
覇気が必要な映画なだけに西田さんに元気が足りないのが残念
でもだからこそこっそり生きてるって設定は良かったかな
北野さんも年だよなぁ
北野さんの覇気も足りなかった
でもラストは好き
じじいや病人に覇気は出ないよ
でも哀愁なら…
哀愁ならできる
今作はがっかり
アウトレイジは大ファンですが今作はがっかりでした。ころしかたも期待してたんですが埋めただけ。。ピエール瀧、大杉漣はミスキャストな気が。。。あとマシンガンでぶっぱなすシーン、あれは無いわ。ラストも北野映画ならではと言うかお約束の感じと言うか。。。もっと最初のアウトレイジのようなハラハラと人間の悪い部分出して欲しかった。
なんだかなぁ
老いを見つめてほしかった
ビヨンドでも違和感がすごかった西田敏行がキーパーソンとなる今作。
全く怖くないし関西弁も下手、と花菱で一人だけ浮いていたにもかかわらず、今作でメインとなったことで、怖くも小賢しくもないアウトレイジごっこが続く映画になってしまった。
なんなんだ、西田敏行。
塩見三省は病気を役に生かした設定にしてくれればよかったのにそれもなく。
この二人の老いを生かさないなら、いっそ引退させて若く演技のできる役者を花菱に置いたらよかったのに。
ビヨンドに西田敏行が出たことを恨めしく思う。
大友もすっかりおじいちゃんで、「昔かたぎ」がどこに向かっていたのかもピンと来ない。
張会長は花菱なんかいたくもかゆくもなさそうなのに、なぜそこまでやる?
出だしは花田への復讐なのに、西野の肩持つのも意味がわからない。
よかったのは岸部一徳。
怖いと思ったのは彼だけだった。
フィクションなのに現実に負けた稀有な作品
続編がでるたびにパワーダウンをしているような気がする。そもそも自分が何を求めてこのシリーズを観に行っているのかと考えるとエンタメとしての暴力シーンであったり、普通ではない人々(ヤクザ)のやり取りであったりとなるわけだが……。流石に三作続けると飽きる。なんだかんだで一番最初の作品が良かった。アウトレイジシリーズが進むにつれて現実でのヤクザの分裂や抗争の方が激化してしまったせいで心底楽しめなくなったのかもしれない。フィクションが現実に追い越されてしまうという稀な作品。ある作家が「フィクションは現実より奇でなくてはならない」と言っていたが、そういう意味ではアウトレイジシリーズは現実に負けてしまった作品になってしまうのかもしれない。
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