アウトレイジ 最終章のレビュー・感想・評価
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え?なにこれ
アウトレイジ、アウトレイジビヨンドと観て期待してただけに、今回は失望感というか喪失感が半端ないです。
まずストーリーがぐだぐだ。
全然、面白くない。花菱会と張グループの抗争と宣伝ではあったけど、全然抗争してないし、花菱会のやってる事が陳腐すぎて、最後はたけしが自殺。え?なにこれというレベル。
そして残念だったのは塩見三省が体調を崩し、前作とは全く別人だったこと。
最後のスタッフロールでやっとわかるくらいの変わりよう、中田とは言ってたけど別の中田だとずっと思ってたしw
これだったらビヨンドで終わらせてた方が綺麗だった。非常に、残念です。
前回より衝撃は少なめ
銃を持ったものは幸せになれないようにしている、と武。なのでまあ結末はソナチネなどと同じく、よそうはできたもの。
えぐさなど減り、完結に向けてまとめただけの今作。ファンなだけになんだかもの寂しさを感じた。
ラストはあれでまあよかったのではないかと思う。ちゃんと、カタキとったので。
期待しすぎて、観てきた結果、ちょっとあれ。1.2のほうが好きですね。前作の方がエンターテインメント性も高し。映像は綺麗です。どこをきりとられても絵になるように作ってるらしいので。
アウトレイジシリーズの完結編ではあるが、これまた初代、ビヨンドの2...
アウトレイジシリーズの完結編ではあるが、これまた初代、ビヨンドの2つとはまた違った作風、テイストの出来になっている
初代アウトレイジに見られたバリエーション豊富なバイオレンスも、ビヨンドみたいな罵詈雑言の飛び交うようなのも大人しめになっており、それよりもより登場人物の内面に踏み込んだ感じになっている
特に主人公大友周りの描写、結末から他や監督本人が言うようにソナチネを否がおうにも彷彿とさせる雰囲気がある
OPからキタノブルー全開で音楽も心なしか前2作よりも大人しめな曲調になってるように感じた
役者陣でもたけし、西田敏行、塩見三省が力演している中、ピエール瀧、大杉漣のコメディリリーフ感、白竜のある種の安定感によって新旧の登場人物がハッキリキャラ立ち出来ていたのはやはり流石である
次作になるであろうたけし自身が書いた恋愛小説の映画化も楽しみである
アウトレイジ 最終章
収束する物語
これまでの2作がたいへん好きだっただけに
期待が過度すぎて、空転した感じになった。
なぜか。
結末は予見される方向で
それについては文句もないし、
なるべくしてなった感じだったが、
今回の物語全体が、
そこに至る経緯ともあまり関係のない一悶着でしかなく、
緊迫感や組織の入り乱れるダイナミズムから遠く、
西田敏行とピエール瀧を眺めるだけの
104分となっていたからだ。
だいたいのシーンが花菱のおっさんたちの会合で終わる。
そのおっさんたちのおっさん面はやはり魅力的だし、
大森南朋などもいい感じなのだけど。
あと、本当に言いづらいが
役者のたけしはもうツラい。
大好きなんだけど、もう舌も回らず、
観ていて苦しいときがある。
衝撃的で「やっぱ俺らの殿だよ!」
と言わざるを得ない監督作をまた待ちたい。
タイトルなし(ネタバレ)
覇気が足りない
でも哀愁がある
病気だった役者もいたらしいし
覇気が必要な映画なだけに西田さんに元気が足りないのが残念
でもだからこそこっそり生きてるって設定は良かったかな
北野さんも年だよなぁ
北野さんの覇気も足りなかった
でもラストは好き
じじいや病人に覇気は出ないよ
でも哀愁なら…
哀愁ならできる
今作はがっかり
アウトレイジは大ファンですが今作はがっかりでした。ころしかたも期待してたんですが埋めただけ。。ピエール瀧、大杉漣はミスキャストな気が。。。あとマシンガンでぶっぱなすシーン、あれは無いわ。ラストも北野映画ならではと言うかお約束の感じと言うか。。。もっと最初のアウトレイジのようなハラハラと人間の悪い部分出して欲しかった。
なんだかなぁ
老いを見つめてほしかった
ビヨンドでも違和感がすごかった西田敏行がキーパーソンとなる今作。
全く怖くないし関西弁も下手、と花菱で一人だけ浮いていたにもかかわらず、今作でメインとなったことで、怖くも小賢しくもないアウトレイジごっこが続く映画になってしまった。
なんなんだ、西田敏行。
塩見三省は病気を役に生かした設定にしてくれればよかったのにそれもなく。
この二人の老いを生かさないなら、いっそ引退させて若く演技のできる役者を花菱に置いたらよかったのに。
ビヨンドに西田敏行が出たことを恨めしく思う。
大友もすっかりおじいちゃんで、「昔かたぎ」がどこに向かっていたのかもピンと来ない。
張会長は花菱なんかいたくもかゆくもなさそうなのに、なぜそこまでやる?
出だしは花田への復讐なのに、西野の肩持つのも意味がわからない。
よかったのは岸部一徳。
怖いと思ったのは彼だけだった。
フィクションなのに現実に負けた稀有な作品
続編がでるたびにパワーダウンをしているような気がする。そもそも自分が何を求めてこのシリーズを観に行っているのかと考えるとエンタメとしての暴力シーンであったり、普通ではない人々(ヤクザ)のやり取りであったりとなるわけだが……。流石に三作続けると飽きる。なんだかんだで一番最初の作品が良かった。アウトレイジシリーズが進むにつれて現実でのヤクザの分裂や抗争の方が激化してしまったせいで心底楽しめなくなったのかもしれない。フィクションが現実に追い越されてしまうという稀な作品。ある作家が「フィクションは現実より奇でなくてはならない」と言っていたが、そういう意味ではアウトレイジシリーズは現実に負けてしまった作品になってしまうのかもしれない。
この映画自体がつまらないわけではないが、あまり意味があるとは思えない殺戮が延々と続く
TOHOシネマズ伊丹で映画「アウトレイジ最終章」を見た。
この映画は全国週末興行成績2017年10月7日~2017年10月8日
において、初登場1位になっている。
午前9時10分からの上映回。
8時55分に劇場入り口に到着したのだが、劇場玄関が未だ開いていない。
20人くらいの人が玄関が開くのを待っている。
チケットを買ったらすぐに入場時間になった。
もう少し早く開門するわけにはいかないものなのか。
ピエール瀧演じる花田が韓国、済州島でトラブルを起こしたことがきっかけで、問題が大きくなり、日本では大きな抗争に発展していく。
前作、前々作は見ていない。
この映画自体がつまらないわけではないが、あまり意味があるとは思えない殺戮が延々と続く。
見る映画すべてがおもしろいわけではない。
全国週末興行成績2017年10月7日~2017年10月8日
において、初登場2位の
「ナラタージュ」を見た方がよかったかもしれない。
上映時間は104分。
映倫区分はR15+。
満足度は5点満点で2点☆☆です。
ラスト・ヤクザ
テメェ、バカヤロー!コノヤロー!ブチコロスゾ!…も聞き納め。
1作目は久々にバイオレンスの世界に復帰してのあの手この手のド派手な殺し方や悪人には見えないキャストたちのハマり過ぎの悪人演技が絶品で、2作目は騙し合い、腹の探り合い、派閥争いで話にさらに面白味が増し、本格やくざ映画として近年最高級であった。
で、待望の最終章。
結構賛否あるようだが、今回も面白かった! 前作が好きなら今回も満足だろう。
『アウトレイジ』シリーズは、どう見るかで好みが分かれると思う。凝ったユニークな殺しだけが好きなら1作目、やくざ抗争や大友のドラマなど話そのものが好きなら2作目や本作。
今作は大友の終着としてもしっかり描かれてるし、そこに北野流美学も感じられた。
まず、本シリーズの話題である豪華キャストやバイオレンス描写などについて。
顔触れは1作目2作目の頃とかなり変わった。何とか生き残った古参に加え、新参の面々。
北野組は3度目だが、“大友組”は初参戦の大森南朋はアニキをサポート。
久々の北野組となる大杉漣、岸部一徳は嬉しいし(寺島進にも出て欲しかった!)、初参戦のピエール瀧ら面子がもうサイコー!(≧▽≦)
確かにバイオレンス描写はシリーズが進むにつれ抑え気味に。ユニークな殺し方は「ここにいるよー!」と“花火”くらいか。
が、痛々しさや静寂を突然破るインパクトは健在。
それと同じくらい本シリーズの目玉である漫才の如き言葉の殴り合いも所々はドスを効いててもこちらも抑え気味。前作の某4人の応酬みたいなのが無かったのが何とも残念! 本シリーズを楽しみにしてる理由にそれもあるのに。
また、三浦友和、加瀬亮、中野英雄らの不在もストーリー上致し方無いとは言え、やはり残念。
特に、小賢しいクセ者・小日向文世の不在は大きな痛手。今回、彼に変わるようなキャラが居なかった。
核爆発級の凄味と怒号で魅せてくれた西田敏行と塩見三省だが、ちょっとパワーダウン感が。
数年前に大病を患った塩見氏。激ヤセした姿は痛々しいが、それでも続投してくれた役者魂に感服。
それにしても、声を出すのもやっとの塩見氏より、ビートたけしの方が滑舌が悪いって、どゆこと??
前作製作中に本作の構想もあったのも頷けるほど、作風も展開もほぼ同一トーン。
巨大組織同士の抗争、裏切り、裏と裏で誰が繋がってるか。
誰が生き残り、誰が殺られるか。
最後まで飽きさせず楽しめたが、やはり本シリーズは大友の生きざま。全作改めて通して見ると、そう感じる。
1作目では上にいいように利用され、2作目では再び抗争に巻き込まれ…。
大友はアブナイやくざだ。でも根は子分思いで、昔気質の人情味ある“アニキ”。
争いに巻き込まれるのも勘弁。いつも啖呵切ってるイメージだが、「もういいよ」と身を引こうとしたのも何度あった事か。
死んでいった子分を偲び、大量の血を流した十字架を背負ったまま、本当はこのまま静かに風化したい…。
…が、それでも、どうしても、やらねばならない事がある。
自分によくしてくれたフィクサーへの恩義。
因縁ある花菱会、山王会との決着。
やくざとして生きた自分の人生のけじめ。
緊迫感は充分だが、意外と淡々と静かでもある。『アウトレイジ』シリーズとしては物足りないかもしれないが、北野作品としてならば意外でも何でもない。
多くを語らず、詩的な映像で魅せる。
あの終わり方も良かったと思う。
『HANA-BI』以降バラエティーに富んだジャンルを手掛け、再びこの世界に返って来た。
争いの果ての大友の末路は多分誰でも予想は出来るだろう。
思い残す事無くけじめを付け、やっと安息の時を手に入れたのだ。
北野流滅びの美学に、自らの運命を受け入れた漢の生きざまを見た。
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