ユリゴコロのレビュー・感想・評価
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前半ストーリーとラスト
ストーリー前半は主人公の幼い頃から大きくなるまでの心のユリゴコロを探すような話だけど
本編最後の方はまぁいろいろ驚きあり、人によっては泣けるようなシーンあり。吉高由里子、松山ケンイチ、松坂桃李主要3人はいい演技してます。
あとネタバレになりますが最後の方は木村多江さんがかなりキーマンな役どころです
原作からいろいろ削除しすぎでご都合主義に
原作が好きだったので映画化がどうなったか気になって見た。 ノート「ユリゴコロ」の殺人に至るエピソード、夫との情愛は丹念に描かれていて秀逸だったと思う。 話が現代に戻ったとたんに、「なんかこの設定おかしくない?」みたいな違和感を感じる部分が多く感じられた。 原作から、どこに重点を置いて映画を構成するかの取捨選択のバランスが悪いように感じられてならない。 登場人物やエピソードが大幅に削られた結果、ご都合主義に見える内容になってしまったのが残念。 突っ込みたくなる点はいろいろあったけど、一番は「最後の殺人は素人の女一人でどうやって可能にしたか?」ってとこ。謎だ。
おぉー怖ぁ!。でも、
涙するとは、、、。 前半と後半でイメージが180度ひっくり返る快作。決して序盤のグロ差で席を立ってはダメ👎。最後まで観賞すれば期待を大きく裏切ってくれる。 狂気の描写を映像美で緩和していたのも秀逸。(演出&撮影は👍JOBです。) 主役の吉高&松山は流石の安定度。やはり吉高由里子は素敵な魔性の女が驚くほどハマる。でも何と言っても本作最大の「あっぱれ」は桃李くんかな。優等生が壊れていく様を見事に演じており、ただのイケメンでは無いことを証明してくれた。👏
なかなか面白いが…
違和感を感じる「ユリゴコロ」という言葉、医者の説明から続くなかなかにイヤな事件やら描写やらの数々。なるほど前半は吉高由里子の演技も見事な、痛みすら感じる「イヤミス」となっている。
マツケンと出会ってからの後半も展開はなかなか面白いものの、タネ明かしで「いや、そんな都合の良い偶然ばっかりあるか〜い!」てなりますな。
むしろ「ずっと近くで見てました」という方が説得力ある。これは原作の問題なのかもだけど。
良い映画の入り方…だったのに
冒頭はとても丁寧で絵も綺麗で観る人を惹きつける演出、カメラワーク。これはいい映画観れそう…だったのにあれ。中盤からとても雑に。。
吉高さんは…かわいい。笑
かわいすぎて前半しっくりこない。
そして殺人が割と雑。犯されそうになって鍋で叩くって雑すぎませんか。殺人鬼なら殺人にある程度統一感を持たせなければならないのでは?てかユリゴコロちゃうやんっていう。
マツケンの話を聞いて吐くあたりとか可愛げのありすぎるご飯の譲り方とか…しっくりこない。
最後は壮大な音楽で愛の物語ぽくなってましたが、いやいやこんなハチャメチャな背景からそういう感動は生まれないよ!?ってなりました。
後半時間なかったのかなんなのかわからないぐらい無理やり美しくまとめ上げた感。どっかの力のある人(団体)がうるさかったのだろうか。笑
前半と後半のギャップがすごい
前半は観ていて「コレはもしかしたら大傑作かも、、」と思いどう帰結するのかワクワクしていましたが 後半はアレ?監督替わった?と思うぐらい既視感のある大仰な演出に終始して残念でした。 前半部にしても、警察無能過ぎない?とか、いやいや隣で力加えたらわかるだろ?とか色々突っ込みどころはありますが なんというか、心をえぐられるような凄みがあって素晴らしかったです。 良作と凡作を同時に観たような変な気分です(笑) それにしても松山ケンイチさんの「清廉潔白感」は凄いですね 真っ直ぐな眼差しの説得力が印象的でした。
鑑賞後にジワジワと侵食してくる作品
原作は未読なのですけど
なにやら、話題作らしいです。
僕は、まったくアンテナにひっかかりませんでした。
「沼田まほかる」さんという方の原作を「心が叫びたがってるんだ!」を今年監督された熊澤監督が監督。
主演は、松坂桃李 吉高由里子 松山ケンイチ 木村多江
という・・なんとも演技力の高い実力派で固められてる
一応は、ミステリー小説なのでいろんな伏線を張り巡らされた謎解き的な要素も含まれてるのですけど、監督の手腕なのか原作の解釈の仕方なんだろうと思うのですけど、わりと・・謎はすぐにわかりやすくて、あっという間にバレバレな感じなのですけど
人に依っては・・
前半の30分でいたたまれなくなり劇場から出て行ってしまうのではないか?
といった強烈な「闇」をはらんでる作品だと思いました
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ここからネタバレ
多分、元気な時に観たらもっと・・強烈にダメージを受けてたに違いない作品です。
まず・・
あらすじとして
生まれたころからすでに「心が壊れてる」女の子が主人公で
外に出ると、全てに対して危険を感じて常に安心感がなく警戒心しかない「心のよりどころ」のない女の子。
その女の子の幼少期から描かれるのですけど。。
しょっぱなから・・5歳くらいの女の子が殺されるというか・・
死に至るシーンがすでに強烈。
多分、ミュージックビデオなどの経験もある監督なのだと思うのですが、シーンの作り方がアートです。
「強烈なのに美しい」
そのあと、料理学校に通いだした「ミサコ」の友達の「ミツコ」
この「ミツコ」の壊れっぷりが・・とてもリアルで。。
「ミツコ」役が佐津川愛美さんで、とても強烈なインパクトで演じてくれます。
「ミツコ」は摂食障害と自傷癖もあって男性を受け付けない
「ミサコ」は殺人でしか満たされない。
いつか殺すかもしれないと思ってる「ミサコ」
いつか死ぬかもしれないと思ってる「ミツコ」
この歪(いびつ)な関係がどんよりと心を「闇」で満たしていきます。
そのため、後半のご都合主義的な「偶然な必然」の連続には感動するというよりも、なんとも「はまるはずのないジグソーパズルのピースをむりやりはめた」ような違和感がつきまとう。
松坂の演技が後半、狂気を帯びてくる
リアルじゃない感触は、効果音にもある
手首を切るシーンがあるのですが・・そんなにグチャグチャと音はしないし・・
人の首をしめるときに・・「ゴムを絞るような」ギューーーって音もしない。
この辺の効果音がどうにも、漫画の効果音の様に感じてしまい
変な違和感が残る
「ミサコ」の心情や「ミツコ」の心情も含め登場人物の心情はどれも理解できるし・・
「血族」としての「殺人鬼の血が流れてる事への絶望」は僕にはとてもよくわかる。
それでも・・なにやら微妙にずれてる
「当事者にしかわからない感性」と「原作を読んで作った他人ごとの感性」の間にある深い溝はどうしても埋まらず・・
観終わった後の直後の感想は
「大人のおとぎばなし」だね
のはずだった。。
が・・
知らないうちに・・その「闇」はしっかりと僕の中に爪痕を残してたみたいで・・
フラッシュバックするほどである。
断片的にリアルなものを、繋げてるので
やはり・・話の整合性が取れなくとも。。
それはそれで成立出来てる。
そんな作品でした。
強烈なインパクトを残してくれましたが
正直、これは是枝監督や、中島監督に撮って欲しかったかも。。
とはいえ、「ナミヤ雑貨店の奇跡」「三度目の殺人」の人気の中で埋もれさせてしまうにはもったいないと思える作品でした。
モケモケ大活躍
前半良いも、ただ一つ高まった気持ちをも壊される部分が。。
演出がとても良かった!
綺麗過ぎる風景ながら、不快感を与える空気を作り上げているのが見事だった。
晴れた日に対して、清原さんの不穏な表情や雰囲気。
可愛らしい家具や服が並ぶ吉高部屋と佐津川部屋、狂気を一切感じさせないような美しい風景に隠された血みどろな現実。
その辺の演出がとても素晴らしかったと思う。
吉高ユリコと、マツケンの関係性も物凄く良くて、言葉少なくして何気なく一緒にいる感じや会話のトーン、心地良かった。
ただ、松坂トーリ。
ここで一気に残念な感じになってしまった。。父や母についての話をノート一冊のみで信じきり(じゃなきゃ話にならないのだけど)本音や当時の心境などは聞こうともせず、のわりに母親が殺人者だということは、めちゃくちゃに信じきる。
人殺しをし続け、なんとか生きて、本当の幸せなど感じることはできないと諦めるも、希望が差し込む、だが贖罪に駆られて。。というところで変化していく吉高ユリコに移入するはずも、
主人公として、ノートを見つけ異様な雰囲気のなか観客を巻き込んでぶつかっていなねばならないはずなのに、「俺は殺人鬼の血が流れてるーーー」なんて言われるとそこで大きく観客との気持ちの差が生まれて来てしまう。
吉高ユリコとマツケンの最高な距離感と演技が良かったのは間違えないけど
結果的に残念に終わってしまったような、そんな映画でしたとさ。
思ってたよりグロテスクで陰鬱でヘビーだった…。 面白かったけど週始...
思ってたよりグロテスクで陰鬱でヘビーだった…。 面白かったけど週始めに観る映画ではない…。 出てる人みんな演技上手くて感情が伝わって怖かった。
原作ファンから観ると残念な部分が多々あります。 それでも映画の出来...
原作ファンから観ると残念な部分が多々あります。 それでも映画の出来としては頑張ってると思います。 2時間超えですが引き込まれました。 吉高由里子の演技は素晴らしいと思いました。
俳優の演技でマイナス
原作は面白いのにね。 吉高由里子、松坂桃李、松山ケンイチ。 自然な演技に評価のあるこれら俳優陣にしても、この世界を表現しきれていないのが、今の日本映画の限界なのか。 驚愕しています、震えが止まりません、自分の中の核に触れる時の心情、どれも「そう観えるように頑張って演技しましたー」感のある描写に気持ちが入っていきませんでした。 んー凡作です。
終わった後の虚無感
思ってたよりも何倍もやばかった‥ 描写がリアルすぎて思わず目を塞いだりするほど。 それに役者の演技にはかなり引き込まれた。 内容は先読みもできないくらい展開が濃くてかなり見応えあった。 うーん、この終わった後の虚無感。 この容赦ない感じは好き。
観て良かった
そんな偶然あるかい。 とツッコミ入れたくなる事しばしば。 松坂桃李の演技が大袈裟すぎる。 と思う事もしばしば。 それでもなお、 ストーリーには引き込まれたし、 女性陣の演技は素晴らしかった。 目を背けたくなる場面もあったけれど、 観て良かったと思えた。
良いけど怖い!悲しい!切ない!
最初からいきなり
殺人や自傷行為など
私の予想していたものと
はるかに遠くpg12なので覚悟はしていたがその覚悟が
足りなかった
最初は座席から立ちたかった
とにかく殺人シーンの連続で
帰りたいという衝動が襲ったがそれを踏みとどまり
松山ケンイチとの出会いから場面が180度かわり
予想外の展開が待ち受け
またさらに驚きの展開が・・・
吉高由里子の演技が半端なく怖い うまい
あの人を殺したいとにたりとする表情が
身震いするほど美しく恐ろしい
さらに男(松山ケンイチ)と出会い
そこから人のやさしさにふれ
母となる姿など
殺人鬼吉高がやさしい女に変わるさま
なんて素晴らしい演技!!
前半の恐ろしいシーンは 後半のシーンがあるからこそ
大切な場面だったなと今になって思う
人間のどうしようもない心のありさまを描いていて
どうしたらいいのか 観ていて心が無限ループのように
ぐるぐる回った
描写が残酷でそこはつらかったが
人間の闇を描いた考えさせられる映画だった
吉高由里子と松坂桃李の演技が凄かった。
自分の中にある猟奇的な部分を引き出される松坂桃李の演技と、自分の猟奇的な部分を自覚しつつ松山ケンイチとの出会いで常人の感覚を理解していく吉高由里子の演技が
自分自身もそういった感覚にさせられる程、凄かった。
自分の過ちによって罪の意識を愛する人に植え付け、その人を苦しめ続けていた。しかし、その行為によって2人は出会い、結ばれ、主人公は人らしい心を培っていく。
主人公にとってその殺人は正しさと間違えの2面性を持っていて、その行為に対する後悔や過ちという認識ではなく、許しを乞うような懺悔のような感覚を持っているのだと感じた。
邦画らしさが全面に出ている素晴らしい映画でした。
吉高ファンならいいかも
テレビでご本人が宣伝していたのを聞いて、ちょっと見て見たくなりました。内容は面白そうかな、と思ったのですが、目を背けたくなるようなシーンもあり、あまりオススメはできません。映画のできとしても、それ程深く考えさせられるようなこともなく、こういう人間がいたとしたら…という作りで、なぜ?どうして?という疑問ばかりが募ってしまいました。吉高さんのファン(私もですが)ならそれなりに楽しめるかも知れませんが、なぜこういう映画に出なければならないのかも疑問です。次回作に期待したいです。
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