切り子の詩
劇場公開日:2016年12月2日
解説
「たこ焼きの詩」の近兼拓史監督が、同作に続く「下町の詩」シリーズ第2弾として、関西の下町人情をテーマに撮り上げた長編作。小さな町工場やごく普通の商社マンといった名もなき人々の小さな仕事が、やがて世の中を動かす大きな成果へとつながっていく様子を描く。関西の商社で工作機械や設備の営業マンとして働く澤田敏行は、出世とは縁遠い万年課長だが、コツコツと働く姿が周囲から信頼されていた。そんなある日、得意先の工場から、ある大きなプロジェクトに関わる部品の注文を受けた澤田は、これまでに築いた人脈と人柄で奇跡的に納期に間に合わせ、高い評価を受ける。澤田の家庭では、幼稚園児の息子がなかなか遊んでくれない父に不満を募らせていたが、次第に父が見えない場所で頑張っていることに理解を示していく。そんな澤田にある日、会社からインド支社の支社長というポストで栄転を打診されるが……。
2016年製作/117分/日本
配給:J.C.K
劇場公開日:2016年12月2日