氷菓のレビュー・感想・評価
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“氷菓”したいのはこっち!
いつぞやWOWOWで放送したアニメ版を1話2話見た程度。
監督が『バイロケーション』『零~ゼロ~』の安里麻里という点と、嫌いじゃない青春学園ミステリーというジャンル、この2点だけの興味本位で見てみた。
やらなくていい事ならやらない“省エネ”体質ながら天才的な頭脳を持つ高校生、奉太郎。
学園で起きた殺人事件の謎に挑む!
…ではなくて、
姉の命令で入部した廃部寸前の古典部の謎を解いていく。
学園ミステリーでも名探偵や殺人事件は起きないので悪しからず。
序盤、早速2つの謎を解く奉太郎。
でもそれが余りにもショボッ!
こんな日常の些細な珍妙事件解決如きで2時間も!?
なので最初はつまらなかったが、やっと本題に。
一身上の都合で同じく入部した好奇心旺盛な名家のお嬢様・えるから、元古典部だった失踪中の叔父と叔父が遺した33年前の文集“氷菓”にまつわる謎の解明を依頼される…。
学生運動と文化祭。ある事件。
英雄で伝説で“やさしい先輩”である叔父。
言葉遊び的な“氷菓”の意味。
それに隠された叔父の真意。
紐解かれた謎はそれなりに悲しく、ノスタルジックを誘う。
でも、本当にこれは地味過ぎる学園ミステリー…、いや、部活動レベルの推理ごっこ。
これに劇場料金払ってしまった方々はお気の毒…。公開時大コケも納得。
レンタルのパック料金の数合わせで、暇潰し程度の鑑賞で充分。
人気若手俳優を揃えて薔薇色映画を狙ったつもりが、灰色どころか、“氷菓”したいのはこっち!
省エネ主人公に、演技力ナシの山﨑賢人が合った。あ、勿論、褒めてないですよ。
『四月は君の嘘』では妹すずを、本作では姉アリスを、羨ましいくらいの姉妹喰い!
20歳オーバーの役者の高校生。別に本作だけを非難する訳じゃないが。
広瀬アリスのセーラー服コスプレは可愛いが、アニメ版のえるの方がもっと可愛かった。
アニメファン向きではない
古典部シリーズのファンとしての視点です。
本作が低評価である理由の一つとして「アニメ」という大きな壁があるということを感じています。
アニメ「氷菓」は京都アニメーションの高い画力と構成、演出が合わさり、非常に高い評価を得ています。
その結果、アニメから古典部シリーズに入ったファン、あるいはアニメで主要人物のイメージが定まったアニメ以前からのファンがいると思います。
その結果、本作のビジュアルから低評価を受けてしまっているのだと思います。
ですが、本作は米澤穂信の「氷菓」実写映画であって、アニメ「氷菓」の実写版ではないのです。
偉大なアニメという壁ができてしまって映画そのものをまっすぐ見ることが難しいのかもしれません。
一方で映画のほうが(意図的なのか、そうでないのか)アニメに寄せているような部分もあります。
これが少々いただけない。
最初からアニメを一切考慮せずに実写版として振り切っていればここまでの低評価にはならなかったと思います。しかし中途半端にアニメへ寄せてしまったためアニメファンの不評を買ってしまったのだと思われます。
それに関連してキャスティングについても一部不評が見られます。個人的には正直「ないな」と思えるキャスティングが散見されました。
主要登場人物が高校生であり、「ジョジョ」のようなバトルものでも、「ψ難」のようなギャグものでもない本作において、追及されるべきは高校生らしさであったかと思います。
メインキャストの方々はすでに成熟された大人の方々であり、「高校一年生」を演じるには不適当であったように思います。
若手を使うのはスポンサー等々の影響で難しいのかもしれませんが、どうせやるなら現役高校生とはいかなくても十代のキャストを使ってほしかったです。
シナリオ面に関して言えば、全体的には映画という枠組みの中に組み込むため、うまくまとめられていたと思います。しかしながら、一部の改変や省略は物語の印象を大きく変えてしまうかもしれないという部分もありました。
演出面は素晴らしかったと思います。
実写ならではの推理シーン演出、場面転換時に挟まる手書き文字などは演出としてよかったように思います。
ただ、ここもまたアニメファンの不評を買ってしまう「中途半端な寄せ」が見えてしまうという部分もありました。
全体的な感想を言いますと「アニメ」というフィルターをかけなければそれなりの作品であると思います。
しかし一度アニメ化されてしまった作品をフィルターなしで見ることが難しいのもまた事実。
アニメと実写の壁を避けきれなかった作品側にも問題があると言えるでしょう。
おもしろいし、話が深い
推理力が抜群に強いが何事にもやる気がない男性。
自分の気になったことが知りたくて追求する女性。
男性の推理力に、伯父の秘密を解いて欲しいとお願いします。
そして、みんなで協力して男性の推理が出ました。
しかし、その推理は実は完璧ではなく、真実が隠されていた。
「氷菓」の語源の本当の意味判明したという内容だった。
話の展開がスムーズでわかりやすく良かったです。
男性の推理には、わかりやすく納得しましたが、途中で「氷菓」の意味と表紙の意味がわかっていないなと思いました。
そして、本当の意味を聞いた時には、驚きました。そして、「氷菓」の意味もすごいと思いました。
話は良かったのですが、広瀬アリスさんの演技が何か残念でした。
古典部よりかは妄想部
エラい地味な陸王山賢~映画は止めとき~
なんか、いまひとつ
筋は丁寧に辿ってくれるので、あー、こんな話だったなあとか、こういう筋だったのかとわかるという面ではよかった。
ただ、小説の持つ魅力が映画では出ていなかった。主人公は省エネだし、なにせ舞台は古典部だから、ゆっくりまったり静かに進むのは必然だろう。しかし小説は、そんななのにワクワクウキウキ感じたり、リズミカルに進む感じがちりばめられている。映画ではその感じはなし。
小説のリズム感は千反田によるところが多いと思う。映画では、広瀬さんはがんばっていたと思うのだが・・・。監督もそういう狙いはなかったのだろうなあ。いったいどんな感じを狙った映画だったんだろう?
広瀬さんはきれいに撮れていた訳でもないし、ちょっと残念でした。
あとみなが言うように、さすがに高年齢層高校生すぎるのではないでしょうか。
また、本郷奏多は、こんな役が多いな。渋い顔が変で撮り甲斐があるからどうしてもこうなるのか。顔が古臭いってことかな。
アニメ版が傑作らしいからいつか見てみたいものだ。
この原作は、映画化はけっこうむずかしい小説だ。でも楽しみにしていた分、残念。この評価も辛すぎると自分でも思います。
ドラマですね。
山崎賢人の当たり年
CМで見た感じは良かったけれど
思っていたより断然良い
山崎賢人、ときどき本郷奏多。
まさかの実写化ですよ!
原作ファンには、待ちに待っていた作品!
ストーリーや謎は知っているのですから、とことん雰囲気を味わうのがいいでしょう(笑)
「やらなくてもいいことならやらない」省エネ主義の主人公、折木君の謎解きミステリーです。
この作品は、殺人事件などは一切起こらない所が魅力の1つ。
身近に潜む些細な疑問や、不可思議な現象を、省エネ探偵折木君が解決してくれます。
「気になります!」でお馴染みの千反田さんの好奇心往昔な姿は映画でも健在!
彼女の木になる指数がMAXになってしまったら、もう誰にも彼女を止めることはできません。
折木君を演じた山崎賢人さんはイメージ通りでございました(笑)
めんどくさがりな雰囲気を醸し出しながらも、千反田さんのキラキラした好奇心には逆らえない感じ…!
いい感じの関係性が映画でも表れていました。
気になるお嬢様の千反田さんを演じたのは、広瀬アリスさん。
ちょっとあまりにも綺麗すぎて、素朴な感じが薄れてしまいましたが、あのキラキラした目に私の心臓は「ドキュン」ときちゃいました‼︎
お二人とも高校生という設定ですが、実年齢は20代…!
しかしながら見事に高校生を演じている姿はさすが役者です。
今回、文章だと分かりにくい部分を、うまく映像化しているように感じた映画でした。
続編があるならば、今度は文化祭の謎解き辺りをやってほしいです(笑)
原作未読で
うーん。
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