劇場公開日 2017年8月26日

  • 予告編を見る

「穏やかな日常なのに退屈さを感じない。」パターソン かやはさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0穏やかな日常なのに退屈さを感じない。

2020年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

パターソン氏の持っている物がセンスが良い。奥さんの突飛な行動に少し困ってはいるけど本気で怒っているわけではないところに愛情を感じる。全てが詩的に進行していき、実際に詩を詠む心を持っている人には日常がこう見えているんだろうなと感じる。街の景色も綺麗で、散歩できる場所に住んでいるって良いなあ。感性とは、自分の人生を楽しむための道具なんだと思えた。連想した著書は、レベッカ ソルニット「ウォークス 歩くことの精神史」と四元康祐「偽詩人の世にも奇妙な栄光」。

かやは