「丁寧に平和な日常を描く。」パターソン Lilyさんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧に平和な日常を描く。
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パターソンですごす彼パターソンは平凡な1日1日に、小さな幸せを見つけ、小さな発見を見つけ、そしてそれを詩にする。携帯も持たない彼そのものが名前の通り、まるで街パターソンを映し出す。愛犬とのつながりもクスッと笑ってしまう。ここまで日常を、丁寧に表す映画はあまりない、そして誰が見ても心地よーく平和に観れる。
日々を自然に穏やかに過ごすパターソンと、新たなことを楽しみ、独特な自分を表現しているローラ、2人の対比が、結婚しているのと同じようになぜだか、マッチしているの。
ローラの独特すぎるセンスがなんだか憎めない。
毎日同じように過ごしているけれど、毎日違うポエムができる、普通に見せかけて独特な視点を彼も持っている。そこが、心地よい映画を作り出した理由の一つなんだろうな。わんちゃんが、毎度ポストを傾けたり、キスしてるのうーーってうなったり、わんちゃんも、1人の俳優だったなぁ。マリッジストーリーや、パターソンを観ていると、SWのときのアダムがまるで、違う人間のように思え、また、隠れた優しさがちょろっと出てくる理由がわかった。
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