劇場公開日 2017年8月26日

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「確かなのか、儚いのか。」パターソン marさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5確かなのか、儚いのか。

2020年4月30日
PCから投稿

楽しい

怖い

幸せ

ゆるい日常系なんだけど、なんとなく不穏な印象が残るのは音楽のせいだろうか。
目の前の現実が、実はすごく儚いというか
今にも崩れちゃいそうなアンバランスさを感じてしまった。

作品を通して感じたのは、自分の感性を信じてあげようっていうメッセージ。
気ままな彼女の表現を優しく受け止めるパターソンがたまらなく魅力的だし、
誰に読ませるでもない詩を書き続けるとこも素敵だと思った。

最後に急に永瀬正敏が出てきて、ちょっと笑っちゃった。
旅行に行った詩人って設定なのに、あのカバンとスーツなのかよって。

アダム・ドライバーの出演作はいくつか見たけど
彼にはこういう役こそ合ってると思う。
ヤング・アダルト・ニューヨークも良かったし、ブラック・クランズマンも良かった。
あの酷い出来のスターウォーズで初めて知った俳優だけに、
こんなに良い役者なのかと気づかされた。

mar