「同じ日なんか1日もない」パターソン たかはしさんの映画レビュー(感想・評価)
同じ日なんか1日もない
退屈な毎日を退屈たらしめているのは結局、その人自身の観察眼なんだなぁという事を感じた。
大人になれば誰だってある程度決まったリズムで生きていくことになる。
一箇所に留まっているパターソンの生活もまた、単調だけど、彼の目には、昨日と同じものが、同じようには映っていない。様に見えた。
それがとても大切で、乗客の会話、お弁当箱の写真、
見た夢の話、バーの壁の写真、とかとか、たわいもないことの中に新鮮さがやっぱりあって、それをとても愛おしく思う彼の姿に、凄く憧れた。
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