「毎日の中に潜む彩りの欠片を採取していくある男の日常映画」パターソン Ilさんの映画レビュー(感想・評価)
毎日の中に潜む彩りの欠片を採取していくある男の日常映画
ある男のある一週間をありのままに描いた本作はそのなんの変哲もない一週間を彩り豊かに、情緒的に魅せてくれる
時にユーモアに溢れ、時に感傷的に浸り、時に些細な発見に出くわす、その出来事を主人公パターソンが詩として書き留めていくことでまた日常に新しい”色”が追加されていく
本来映画には自分が中々経験出来ないまのを求め足を運ぶがこの映画は何気なく過ごす日々にも、たとえ書き留めるノートがなかったって新たな彩りが芽生えている事に気付かせてくれる
ありきたりな反復する毎日を描いてるようでとても繊細かつセンスに富んだ映画であるなと感じた
あとヒューマントラストシネマ渋谷のこの映画の監督、ジムジャームッシュに対する愛が深いので是非
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