「感受性豊かに生きること」パターソン KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
感受性豊かに生きること
一週間、主人公パターソンが生活しているだけ。
変わらない毎日はいつも違った毎日で、同じ一日なんて二度と来ないこと
愛する人が側にいて平和な日々を感受性豊かに過ごすことの幸せなこと が緩やかに描かれていた。
バスの客の会話に聞き耳を立ててニヤリと笑うパターソンが可愛かった。
模様替えが大好きでなかなかフリーダムなローラも、悪いことばっかり起きがちなダニーも、終わった幼馴染との恋に未練有り余るエヴェレットもなんだか愛おしくてたまらない。
特にストーリーが面白いとかは無いんだけど、連鎖する言葉や双子の存在、傾いたポストなど色々な仕掛けがたくさんあって楽しかった。
「詩を翻訳するのはレインコートを着てシャワーを浴びるようだ」とセリフがあるのに劇中詩を翻訳の字幕で読んでいる私達って…とか思ってしまった笑
アダム・ドライバーの顔が常に困り顔っぽいのと、パターソン自体喜怒哀楽激しい方でないので、ちょっと今どういう感情なの?ってシーンがちょいちょいあった。
私も小学生くらいのとき、秘密のノートに詩を一日一編書きしたためてたなーと思い出した。
あのノートどこにいったのかな
AhHa
コメントする