「グロすぎて要注意。哀しき怒りが生んだ、狂気の沙汰。」ザ・シェフ 悪魔のレシピ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
グロすぎて要注意。哀しき怒りが生んだ、狂気の沙汰。
【賛否両論チェック】
賛:虐げられてきた主人公の怒りや哀しみが、狂気の沙汰に集約されていくまでが淡々と描かれ、恐怖の中にも考えさせられるものがある。
否:目を背けたくなるような人体解体のシーンが多いので、苦手な人は絶対に観られない。
クラブ通いの若者達の傍若無人具合に翻弄され、移民特有の差別にもさらされてきた主人公が、父の不審死が引き金となって、“人肉ケバブ”という狂気の沙汰に手を染めて行くまでの過程が、妙にリアルに描かれていきます。
そこにあるのは、身勝手な人間達への警鐘はもちろんのこと、次第に道を踏み外していく主人公の悲哀も、切なく映ります。
ご想像の通り、描写はメチャメチャグロいので、苦手な人は絶対に観られませんが、怖いもの見たさでご覧になってみるのもイイかと思います(笑)。
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