特捜部Q Pからのメッセージのレビュー・感想・評価
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犯人の動機
最も純粋な方法で信仰心を折ることを犯行の動機としている犯人。
どれだけ祈っても必要な時に神は降りてこない、ということを目の当たりにさせて信仰心を折る。サタンの僕としての役目…
これまで見た犯行の動機で一番怖かった。
神が救わなかったDV被害者が連続殺人鬼に
出来る秘書、ローセの活躍シーンは増えた。二重人格設定はなし。
アサドの出自などは一切なし。最初は廃人同然のカールが最後に少し回復傾向をみせる。まだ続く感じ。
子供の連続誘拐殺人
ハサミが凶器、前2作ほど残虐シーンやショッキングなギミックない。
イケメン刑事の最後は悲惨な感じだったけど。
よく分からないカールとアサドのデンマークジョーク
風力発電風車の海と病院の待合室の夕陽がきれいだった。
心の闇と神の存在性
タイトルなし(ネタバレ)
コールドケース専門の捜査班、カール、アサド、ローセら特捜部Qの活躍を描くシリーズ3作目。海岸に打ち上げられたボトルに入っていた手紙が特捜部Qに届けられる。「助けて」というメッセージと差出人の頭文字らしきPという文字以外はインクが滲んで殆ど読み取れない手紙を少しずつ解読しながら、手がかりが過去の行方不明事件にあると睨み聞き込み調査を開始したカール達は奇妙な事実に辿り着く。
常に信仰をテーマに滲ませてきた本シリーズ、今回はそれを前面に押し出して思いもよらぬ展開を静謐かつスリリングに描いています。何気ないカットにも深い意味を持たせた印象的な映像がクライマックスへの伏線にもなっていて、ぐいぐいと重圧な世界観に引き寄せられてしまう圧倒的な傑作ミステリー。デンマーク映画なのでメジャーなキャストは皆無ですが、アサド役のファレス・ファレスは『ローグ・ワン』にさりげなく出演していたのでこれからもっとメジャーになっていくと思います。
悲劇を暴いた過去からの手紙。上質なハードボイルド・ミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:過去の事件がきっかけで、現在の誘拐事件が明らかになり、刑事達が驚がくの真実へと突き進んでいく様に、観ていてハラハラさせられる。展開も推理小説のような緊迫感がかなりあるので、ミステリー好きは必見。
否:動機の部分はやや説得力に欠ける感がある。宗教色も少しあるか。
偶然発見された過去からのメッセージが発端となり、見逃されるところだった現在進行形の事件が発覚。その事件を追ううちに、主人公達が身の毛もよだつ真実へと辿り着いていくという、まさにハードボイルドを地で行くような、ミステリー好きにはたまらない展開です。
ただその割には動機がやや弱いというか、腑に落ちない印象がしてしまうのも、また事実です。宗教的な価値観もあるので、納得出来るかどうかは観る人を選びそうです。
とはいえ、上質なミステリーであることは確かですので、好きな方は是非ご覧になってみて下さい。
カールどうした?
信仰
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