劇場公開日 2017年1月28日

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「悲劇を暴いた過去からの手紙。上質なハードボイルド・ミステリー!!」特捜部Q Pからのメッセージ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0悲劇を暴いた過去からの手紙。上質なハードボイルド・ミステリー!!

2017年2月3日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:過去の事件がきっかけで、現在の誘拐事件が明らかになり、刑事達が驚がくの真実へと突き進んでいく様に、観ていてハラハラさせられる。展開も推理小説のような緊迫感がかなりあるので、ミステリー好きは必見。
否:動機の部分はやや説得力に欠ける感がある。宗教色も少しあるか。

 偶然発見された過去からのメッセージが発端となり、見逃されるところだった現在進行形の事件が発覚。その事件を追ううちに、主人公達が身の毛もよだつ真実へと辿り着いていくという、まさにハードボイルドを地で行くような、ミステリー好きにはたまらない展開です。
 ただその割には動機がやや弱いというか、腑に落ちない印象がしてしまうのも、また事実です。宗教的な価値観もあるので、納得出来るかどうかは観る人を選びそうです。
 とはいえ、上質なミステリーであることは確かですので、好きな方は是非ご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド