「あまりの理不尽さに…」マン・ダウン 戦士の約束 komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりの理不尽さに…
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アフガニスタンでの戦闘に参加する海兵隊員のお話し。ストーリーは様々な時間軸と虚実が交錯しながら進んでいく。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の影響下での主人公の主観が、廃墟となったアメリカで息子を探す映像で表現される。その状況が理解される時には、どうしようもない状況に追い込まれており、一気の結末にかけては、あまりの理不尽さに怒りを覚える事も出来ず、不覚にも落涙。
主人公は特別な人物ではなく、妻子を愛するどこにでもいる父親だからこそ、理不尽さを一層引き立たせる。せめてもの救いは、最後に妻子の前で正気を取り戻せた事か。
他国の事というには狭くなりすぎた世界。戦場が場所を移すこともあれば、同様の症状を発症させる事故・災害も多い。とても身近な問題でもある。
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