「失われてゆくものほど美しい」光(河瀬直美監督) 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
失われてゆくものほど美しい
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今回河瀬は失われてゆくものの美しさというものを描いている。
前回の「あん」の内容に通ずるものは、少しはあるものの作品の奥深さは格段に素晴らしいではないか。
今回は、フィルムの音声ガイドを仕事としている人間に焦点を当てているが、導入部の巷の情景とその風景の説明。作品にずるずると引き込まれていく安心感というのかゾクゾク感が堪らない。
尾崎から中森へのテスト映像のラストのガイドについて無音部分が続くが「(みる側の)想像力に任せるlと言う尾崎の意見に対する中森の厳しい指摘。中森の言い分に納得。
終盤に向かって、中森と尾崎が見た風景で彼が、夕陽に向かって「心臓lを投げ捨ててしまう場面に涙がこみあげてきた。
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