不能犯のレビュー・感想・評価
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人を呪わば穴二つ
悪を無条件に成敗する爽快感を期待したが、それはない。
想定していたデス・ノート的なものとは、似て非なる。
人を呪わば穴二つといった感じ。
自分の手を汚さず、安易に殺人を依頼する行為には、
それなりの報復があって然るべきということか。
それはそれで浅はかさへの報いとしてアリ!と思う。
何となくひっかるのは、松坂桃李以外のキャスティング。
特に、沢尻エリカには違和感ありまくり。
演技以前の問題として、盲目的な正義を貫くタイプではない。
それ以外も自然さに欠け、何となくストーリーまで読めてしまう。
最後にどんでん返しがあると思ってみていれば、
ストーリー自体もそれほど複雑ではない。
テイストは好きだが、心酔はできなかった。
薄っぺら
松坂桃李さんが、以前テレビのバラエティ番組でこの映画の宣伝をされていたのを見て、気になりましたので見に行きました。
率直に述べさせていただくと、つまらなかったです。
内容が薄っぺらくて、ただ終始人が死に続けてグロテスクなだけ。
正直、期待はずれでした。
これを見に行くくらいだったら、家でジブリを見た方が何倍も良かったです。
ただ、松坂桃李が好きな方はいいかも!
新田真剣佑さんや間宮君が好きで見に行きたい!!と言う方にはオススメしません。少ししか出ないので笑
どっち方向にいきたいのか。
中途半端な仕上がりだなー。死のシーンも強烈さはないしデカも不能犯もだらだら出ているだけでどう話をまとめたかったのか。人間の業?不能犯のサイコさ?女デカの有能さ?中途半端で唐突な爆弾犯はなに?
とにかく全てに納得できないまとめ方でした。
無能犯
残念な映画。
松坂桃李がいいが、沢尻エリカを含めて回りは演技プランが不明。
脚本は雑、演出は薄っぺらく、CGはイメージ貧困。
大急ぎで作ったのかな?
沢尻エリカはテレビドラマで素晴らしい演技を見せたばかりだったので、残念だ。
綺麗だったけど。
イケメン版笑うせぇるすまん(笑)
始まって5秒でこの映画はつまらないって感じました
(ある人の演技で
そして、5分でまじで帰りたいと思いました。ここまで酷い映画は正直初めてです………。
松坂桃李がイケメンてところだけが救いで1.5です、本当それだけの映画です。
こんな松坂桃李が見られるなんて
顔も演技もそんなに好きではないですが、これは良かった。ただストーリーのグダグダ感と沢尻エリカの演技が浮いてることとマインドコントロールする時もっとスマートにすればいいのに…あの万華鏡のやつ要らないなぁとか、、、麻薬のとこはしょうもない感じで白けてしまいました。真剣佑も間宮くんもかっこよかったけど、評価には繋がらないな。
中途半端で残念だ
松坂桃李ファンの嫁の希望で鑑賞したが、全体的に中途半端な出来だった。
主人公を人間ではない異界の者として捉えてるのか、特殊な能力があるが普通な人間として捉えるのか、その辺りの描き方が中途半端だ。わざと曖昧にしているのだろうが、その為に作品の見方が決められず中途半端な感想を受けざるを得ない。
また対する沢尻エリカ演じる熱血を装った刑事も描き方が中途半端なので熱血を装っているように見えてしまうのだ。熱血刑事の設定でセリフも演技も常に熱血感がでているならばすんなり受け止められるが、セリフも演技も中途半端でどう言う人物なのか、捉え方に困る役柄だ。
その他殺人を依頼する人々も心情の描き方も中途半端なので共感ができず、決め台詞の『愚かだねぇ人間は』が説得力にかける。
面白いテーマなのだろうが色々中途半端で残念な作品だ。
トイレの花子さん的面白さ!
ある場所の公衆電話の電話の底の部分に殺したい人の名前を書くと「電話ボックスの男」が殺してくれる噂が密かにある…という始まりからスタートします。
トイレの花子さん、デスノートの夜神月的なブラックヒーローのお話なので、そういう話が好きな人は絶対好きです。
最近の殺人ものの漫画原作実写の傾向は、とにかくグロさを追求したようなものが多くてそれ自体は別に良いんだけど、そこに少しマンネリを感じている人はいいかも。というのが、不能犯(電話ボックスの男が犯している犯行)というのは実際に人間には出来ないとされる、犯罪としてカウントされない謎の死に追いやるやり方で人を殺す犯罪のため、グロ描写で観客をびっくりさせる訳では無いから。殺したい相手に、マインドコントロールをかけて、相手も「自分はもう死んでしまう」と思い込んで本当に死に至ってしまうという殺し方で殺人が展開されていきます。色々な人達の色々なエピソードが描かれ、その中には勘違いで悲しい最後になる展開が多く、不能犯の「殺し方」も人々の話の「結末」も、『思い込み』がキーワードとなり構成されていて面白い映画でした。人間の心理や精神状態を巧みに利用していて、そういう話や理論は大好きです。あと原作ファンも楽しいと思います。白石と名のつく映画監督に外れ無しです!でも今回のは「貞子vs伽倻子」のようなB級感は無く、私的にはもっと監督の好みの感じにズブズブいったらもっと面白かったかも?とも思いました。藤原竜也と山田孝之の「MONSTERZ」とも似ているところがあります。
世界が狭い感が残念。
それなりに面白かった。
特撮はいい感じ。
俳優はそれぞれ。沢尻エリカは最近の菜々緒の劣化版みたいでちょっとね。矢田亜希子は、もうちょっと切れ者感が欲しかったかな。
ストーリーは、半径500m位ですべてが完結してる感が否めない。
それであれば、もうちょっと地方都市でお願いと思う。
また、警察がもうちょっと、捜査捜本部立てたりとか、所轄だったりという、いわゆる普通の警察感が欲しかったかな。
「希望」の空虚な響き
松坂桃李は映画「ツナグ」やテレビドラマ「視覚探偵日暮旅人」など、特別な能力を持つ主人公を演じている印象がある。この作品でも人の心を操って死に至らせる超能力者が主人公だ。
人を呪わば穴二つという諺は誰でも知っている。しかし詳しい意味を知る人は少ないだろう。対義語的な諺に、情けは人の為ならずというのがある。こちらは人口に膾炙していて、他人に親切にすると、巡り巡って自分に戻ってくるという意味だ。人を呪わば穴二つの意味はちょうどこの反対で、人を呪い殺そうとすると巡り巡って自分も呪い殺されるという意味だ。
好感を持っていると相手にそれが伝わって、相手からも好感を持たれることがある。これは経験則で多くの人が知るところだろう。同様に、人を憎悪していると相手からも憎悪される。
それがわかっていながら、人は人を殺したいほど憎む。人間はどこまでも愚かなのだ。
そういった人間の本質的な愚かさを指摘する主張に対し、アンチテーゼとして「希望」を設定するのは議論としても平行線だし、主張としても如何にも弱い。
愚かさに対抗しうるのは、理性もしくは知恵なのではないか。であれば強力な主人公にも対等に渡り合えたかもしれない。
世界観としてはなんともバランスの悪い作品であったが、人々の愚かさが炙り出される場面は痛快で、それなりに見ごたえはあった。
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