「引きつり笑い」トッド・ソロンズの子犬物語 安田大作さんの映画レビュー(感想・評価)
引きつり笑い
「トッド・ソロンズの」って書いてあんじゃんって突っ込みは無粋なのか
みんなわかってて言ってるのかプロレスなのかそうなのか
なんで俺がトッド・ソロンズの映画を観に行くかを言い訳したい
人が嫌がるものの良さがわかる俺マジサブカル〜とかやりたいのではなくて(太字)
気分悪いとか絶対無理とかそういうのにかき消され気味だけど
映画としてのルックがめっちゃ豊かでしょ?と言いたいの
リースのシールが貼ってるパソコンとか教授の部屋のポスターのそれっぽさとか各人の部屋の感じとかちょっとほんの短いショットなのに意識し始めるとそこにいる人の事考えさせられる小道具群
その中で生きている人たちの演技と顔の絶妙さ加減
いるいるこういうやつ!そうそうこういう顔してる!
そしてなんかすーごいその人が言いそうなそれっぽい台詞のオンパレード
数年前に一本だけ脚本してあとは鳴かず飛ばずの映画学校の教員なんてど〜う見たって
数年前に一本だけ脚本してあとは鳴かず飛ばずの映画学校の教員にしか見えないもん
ライティングもいいし環境音の使い方もいい
肝心なのはどれも主張しすぎないけど確実に演出の意図が行き渡っててすごい良いんだ
ただ劇伴は露骨過ぎると思う
以上
あとグラサンのおばあちゃんの白昼夢
こんなにエモーショナルなシーンってそれまでありましたっけ
そのあとのあれで俺は、笑ったよひどすぎて
ファンタジーは死ね
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