パッチ・オブ・フォグ 偽りの友人のレビュー・感想・評価
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どう言っていいやら
どう言っていいやら。。
たぶん、作品としては失敗してない。狙ったところにいってるんだろうと思う。
変わり者が出てくる話は珍しくないが、まあ、普通はその一人に焦点をあてて掘り下げる。しかしこれ二人出てくる。両方が変わり者で、それをぶつけたような話で、受け攻めも立場が逆転したりする。この構図自体はおもしろいと思う。
では、賞賛するかと言ったらしない。なぜかというと、ともに理解できない人物造形だから。二人ともストーリーに合わせた理屈で作られていて、刺さってこない。心理戦を描きながら心を描いていない。そこが芯になる作風でそこ抜けてるんだから、そりゃあダメでしょう。
と、あきらかな良い悪いがあるので平均点てことで。
ズッ友おじさん
いやーロバートが気持ち悪くて最高。
法的に悪いのはサンディで、気色悪いのがロバートでっていう。
ただサンディが盗んだ一番大きなものは…ってとこは予想の上を行っていて、
個人的にいきなりこの作品への評価が上がったポイントだった。
サンディの心理と連動するようなカメラワークも巧みで、すっかり引き込まれた。
もう何回も「いろいろ目をつむって本当の友達になりなよ!」って思ったけど
最後のオチもそう来るか、と。
そこはかとない物足りなさは否めないけど、
すごく”上手”な作品だったと思う。
象が消えるまで
よくあるストーカーものスリラーかと思いきや、全然違くて特にラストが悲しい。
何故にサンディが万引きを繰り返すのかもきちんと回収されていました。
彼はとんでもないモノを盗んでいたのですというオチからのハプニング、やらなくていい事をやって自滅という非常に好きな感じの終わり方で良かった。
あの世で仲良く本当の友達になれるといいね。
あの世=地獄かもしれないけどおじさんたち頑張れ!!
Im your friend to the end.hi-de-ho!
ベストセラー作家のサンディには 窃盗癖(窃盗症)があり、盗む前の緊張感や高揚感、盗んだ後の快感や開放感に囚われていた。
それを、警備員のロバートに見付かり 警察に突き出すと言われてしまい、自分の地位を脅かしかねない状況に陥ってしまうことを恐たサンディは、ロバートが出した交換条件を渋々飲んでしまう。
それをきっかけにロバートから日常的に付き纏われてしまうが……。
サンディも しょーもないけど、ロバートもキモい(笑)。「初めての〇〇」とかビニールに包んで大事に取っておくとか…自分には無い感覚なので「そんなん取っておいてどーすんねん(笑)」って感じですけど(笑)。
でもそんなロバートは素直で純粋故に、なんだか可愛く見えちゃうけど、結局やってることは脅迫だし 友達が居ないからってそんなことしちゃダメね。
結局、どちらにも同情は出来ないし「もう、仲良くなっちゃえば(笑)!」って思いましたけど(笑)。
ラストは良かったですね。
似た者同士?何処までも一緒だよ!
ラストまでサンディらしさが…
一作のベストセラーで
地位も名誉もあるサンディと
スーパーの警備員である孤独なロバート。
基本サンディが抜けてるところがあり過ぎて
突っ込むところは多いですが…、
粘着的に追われる人と追う人
それなりに両方に感情移入できました。
ルーシーの絡みより、ロバートをもう少し掘り下げて欲しかったかな。
ロバートが警察署で言う
『誰が本当に孤独な人間かは明らかだな』
というのがのちにじんわり響きます。
量産型のサスペンス物とは一線をはくす
個人評価:3.9
サイコの人物を描くストーカーものは多数あるが、本作はそれとは一線をはくす。
友達というキーワードと共に物語が進み、お互いの溶け合うコトの無い感情が交差する。
素直な気持ちでロバート側に立って物語を見つめると、彼の純粋であるが狂気な思いが悲しく映し出され、この物語に深みをだす。
主人公であるサンディの手グセと本質もロバートと交互に描かれ、ラストシーンへと綺麗に運ばれる。
サスペンス物としては良作と感じる。
L(゜□゜)」オーマイガ!
万引き犯に「友達になって」。しかも男同士だし。ちょっとなあ・・・と思っていた後半。ぐんぐん引きずり込まれていきました。
主人公が盗んでいた一番大きなものが明かされた時、そしてラストの「そんなばかな」な結末に。いい意味で裏切られた感じでしょうか。未公開作品。またいいもの掘り当てました。
こじらせ男子ならぬこじらせおじさん2人
友達がいないからこうなるのか、こういう人だから友達がいないのか。犬・猫じゃなくて蛇が友達なところがあざとい。
ショッキングスリラーというにはちょっとぬるい。
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