「ビジュアルがすごい。」ゴースト・イン・ザ・シェル mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ビジュアルがすごい。
士郎正宗の「攻殻機動隊」の映画化。原作はよく知らないが、押井守のアニメは強烈であった。
義体というものが一般化したそう遠くない未来。脳だけ生き残り体はすべて義体の少佐(スカーレット・ヨハンソン)の自己を追求する姿を描く。
ルパート・サンダース監督の映像感覚がすばらしい。正直、彼が撮ることには不安しかなかった。キャリアがあまりないこともそうだし、「スノーホワイト」があんな感じだったし。
で、できあがったものを観ると、SF的な作り物のほうが合っていた、ということになるのか。もう少し何かが違っていれば、リドリー・スコットに匹敵するビジュアリストといっていいところにきている。
役者では、我らがビートたけしがいい。ひとり日本語を通し、会話に支障をきたさない、そのマイペースぶりが荒巻にぴったりだった。
続編があったりするのだろうか。
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