「街が激カッコいい」ゴースト・イン・ザ・シェル sannemusaさんの映画レビュー(感想・評価)
街が激カッコいい
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オールドチャイナタウン、雑居ビル、桃井かおりが暮らす団地、など個人的には、出てくる街並みや建物がかなり好みで、観てるだけでドキドキワクワクしたので満足度は高い。
原作の設定は割と忠実に再現されてたが、もともと、スカヨハ演じる素子はいかがなものかと期待半分不安半分で観に行った。。
やはりアニメの草薙素子とは印象もキャラもなんだか違う。が、彼女の美しさには何度も目を奪われる。そして後半になると、ストーリー的にも、彼女が素子を体現することに違和感はなくなってゆく。
多脚型ロボとの激しい戦闘の後、手足の一部がもげてしまい、激しく傷つき機械部分まで露出し、降りしきる雨の中横たわる素子は、それはそれは美しかった。この世のものとは思えない。
そういった人間と機械の間という危うい存在感を、実写映像だからこそ説得力を持って表現しえていたシーンも幾つかあるなと感じた。
原作ではもっと強く問いかけられる、人間が人間たる理由とは。魂とは、という問い。
本作で提示される答えは陳腐で浅くて、、むしろいらないだろって感じでした。そのへんはわかりやすさを盛り込まないといけないハリウッド商業映画だからしょうがないのかなー 残念。
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