菊とギロチンのレビュー・感想・評価
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めっちゃ面白かった
女相撲とアナーキスト。差別と貧困、暴力とセックス、権力と反抗、革命、革命と騒ぎながら何もしない詩人と童貞で頭でっかちなおぼっちゃま学生。色々盛り込んでいて、テンポがよく最後まで楽しめた。それにしても男はどうしてこうも女の気持ちが分からないのかなあ、昔も今も。
こういう映画も良いと思う
今の日本の作家が政治的主題を扱うと作品がダサくなるっていう宿命があんのね。この作品もその宿命にははまってんの。それでもキャスティングの妙があって、結構観られた。カメラが手撮りで揺れるから、途中ちょっと気持ち悪くなったりすんだけど。
木竜麻生と東出昌大の演技は、ちょっとあれなんだけど、それが若々しさや無骨さに見えてきて良かったな。
東出が意外にスクリーンに映える。この人の見た目は力あるんだな。
韓英恵はいいよね。そして山田真歩もやっぱり良かった。
監督の思いの強さがドーンと出てくる映画で、整理されてないのと、表現が拙いのとでこっ恥ずかしい感じがあるんだけど、そんな感じがこの作品なんだろうな。
今
「今これを言わなくていつ言うのだ」という監督の声も聞こえてきた。
トンチンカンなレビューも書き込まれていますが、「隣にいる奴は敵じゃない!」という中濱の言葉に感動したので何も言いません。
ちゃんと声をあげる映画人は、ハリウッドだけじゃない、日本にもいたのだということも感じました。
不必要…。
3時間もあれば、特別興行になるだろうけど、長いよ…。
正直、主人公?の病気の件とか不要だし、もっと削れる場所はたくさんあったはず。
そして、冒頭部の過去の回想をイメージした?映像(表現)とか、所々に入るテロップとか、意味がわからなったし、特に冒頭は視点が定まらないアングルや聞き取りにくいセリフも続き、時間経過とかも理解できなかった。
いわゆる大正デモクラシーって、言葉でしか知らないので、確かに勉強にはなった気はするけど、女相撲は実際には裸だったと思うし、そういう部分は変にコンプライアンス的で、はっきり言って駄作に近い気もする。
もっとも後になって史実を反映した作品と知る始末で、それなら、もう少し予習して観れば良かった気もする。
何よりショックだったのは、上映時間が120分ぐらいと勘違いして次の映画を予約していたのが観れなかったことかなぁ…。
くそつまんない。
革命だとか叫ぶのが空々しいほど、青臭い。結局は暴力に頼り、強請タカリする輩たちじゃないか。例え正論をかざしても、テロでは世論を動かせないのに気付かないのか?そういう青っちょろいことを言ってるから、排除されるんじゃないかい?
三時間も見せるのだから、自信作なのだろうというのは買いかぶりだった。無駄な三時間を費やした。
エロさを感じない文芸作品
時は大正時代末期、関東大震災直後、東京から少し離れた地方の某田舎で繰り広げられた女相撲興行で励む女力士たちとアナーキストたちとのドロドロした交わりを描いた3時間超の大作映画です。
女相撲というと少しエロさを思い浮かべそうですが、そんなエロさなどこれっぽっちも感じさせないドロドロした人間同士の葛藤と交わりを描いた文芸作品である為、昨今流行りのラブコメ好きの若い人にはちょっと合わないかも、実際観客の平均年齢層は高い気がしました。
しかし文芸作品好きにはたまらない素晴らしい作品ですね。
女相撲…決してエロではありません!
長丁場は覚悟の上で鑑賞に臨みました。
実際見始めて、私は全く長さは感じられず、むしろ彼女達や彼らをもっと見ていたいという気持ちになりました。
平和と平等
理想論とは思いますが、
女相撲もギロチン社の思想も通じる所があり
特に私も同じ女性として、相撲をしたい!と願う花菊が無性に愛おしいと思いました
本編中には出なかった涙が
エンドロールの時に止まらなくなってしまいました。
是非とも最後までご鑑賞して貰いたいです。
2度目の鑑賞 2019,8,19
十勝川のバンザイのシーンは
やはり涙腺崩壊するキッカケに...
ギロチン社の男性達が頼りない反面
女力士の強いこと!
初見では分からなかった事が沢山発見出来ました
★5に変更です(*>ω<)b
是非また映画館上映してくれる事を望みます
大正デモクラシー
学校では教えられなかった現代史、特に大正末期から昭和の初めにかけ、日本のプロレタリアの熱情が感じられる映画となりました。良かったです。
女相撲の興行のことは亡き父からよく聞いたような、オッペケペー節を歌っていた祖父のことも思い出しました。
3時間超の長さなので、腰が痛い。それと役者が絶叫型の台詞回しで何を行っているのか判らない箇所があり残念。
でも全体として作り手の情熱が溢れている力作です。
熱量がすごい
3時間にしては短い感じだった。もうとにかくカメラは動くし役者は叫ぶし泣くしひたすら熱量で押す映画。そのせいか実はちょっと台詞が聴き取れませんでした。すみません。
構想30年、女相撲とアナキストを結ぶその発想と熱量には圧倒された。
ただ、焦点を当てようとする人間が多いせいか、若干物語が散漫といえば散漫。3時間かけたのに何かが終わった感じがしないというのはあった。しかし、絞るのは無理だっただろうな...悩ましい。
役者陣もとにかく熱量で押し切った感があり、観てるこっちが常に押されている感じでした。東出さんはすごかったですね。もう彼は何でもできると思います。
すごくよくできた映画ですか、と聞かれるといやぁ...ってなるけど、熱い映画ですか、と聞かれれば即答ではい、という映画。
初日舞台挨拶大盛り上がり!
映画上映後の舞台挨拶が大成功!
なんと役者・監督合わせて30名が登壇しました。
大盛り上がり。
映画のことはここでは書きません。
見てください。
自分にとってはあまり知らない役者さんたち。
熱演でした。
その方々が、震えながらお話ししているところを目の前で見て、役者魂ってものをビリビリ感じました。
彼らが日の目を見るようになるといいな。
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