劇場公開日 2018年7月7日

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「★★★m(._.)m」菊とギロチン UTAさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5★★★m(._.)m

2018年11月7日
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鑑賞方法:映画館

押しつけられちゃうとな~
三時間の苦行 最後まで観たけど
なんだろうなあ
いい所が見つけられなかった
誰にも感情移入できない 惹き込まれなかった
星🌟は黒星3つ
関東大震災後と今の日本との重ね合わせ
訳ありの女力士が集った相撲興行 それにアナーキストが絡む
冒頭 大正の街の様子 かなり頑張っていた だが それは余り出なくなる アナーキスト達の話しは前半でほとんど終わり 後半は女力士(可愛目な二人)とアナーキスト二人の恋ばなだが、そこが素敵ならそれはいいのだが… 体を売ってまで生きている女が出会ってすぐにポロポロ泣き出し自ら受けた差別を告白する うーん 他にも沢山あるのだが 唐突に様々な人物エピソードが始まってしまう。 しかも、それがストーリーとしての絡みも感じられない
 女力士達はいい顔してる役者を揃えたと思う。  この「訳あり」の女性達のストーリーをもっと深く描いてもよかったのではないか?
最後 アナーキスト達の実物写真と略歴が出るが、恋する二人以外は印象も薄いので
なんとも ただ それぞれ似た人を選んでいた。 役者選びは良いのか…
また、楽しかった自由として 海辺で皆で踊るシーン 今でいう野外レイブか そこでジャンベ アフリカンではないのでは
遠い国を夢見て=アフリカ?なのか 唐突な…岡本喜八は江戸にニューオリンズを合わせだが そこまで突き抜けていない 音楽もいけてない
 震災後の大正と平成末期の符号は重なるわけだが 人が未来に夢を見れないとき 目の前の壮大な幻想にしがみつきたくなるのだろうか? 「人は皆孤独だ」というセリフがあるが であるから 人は群れ集まる 女相撲からアナーキストも帝国主義もひとつになりたいと欲望か
その欲望が強すぎれば 他者の異なる夢は否定し 壊す 排除する そのために力が用いるなろ それはテロも国家も同じではないだろうか
反戦 差別撤廃…又は天皇陛下万歳 それらを押しつけられても
与那国出身の醜女の力士の「腹減ってれば全部ご馳走」と言うが ごっちが空腹でなければ その饅頭は食えない
大正末期も平成末期も 全体主義に空腹なのか
それとも 絶望という自暴自棄が人々を破壊へ向かわせるのか
主義とは理想なので 異なる主義が和解することはない 欲しがりません勝つまでは
理想の未来の為に今を犠牲にする 目的の為に手段選ばず それで本当に「理想」にたどり着けるのか?

UTA