「木竜麻生、韓英恵、嘉門洋子他女相撲一座が光る」菊とギロチン eさんの映画レビュー(感想・評価)
木竜麻生、韓英恵、嘉門洋子他女相撲一座が光る
東出昌大が女郎と騎乗位で激しくやる姿に加え梅毒性膀胱炎で悶え苦しむ姿を披露するとは意外。
こんなに悲しい「天皇陛下万歳!」を聞かさせると評価し辛い。
自主製作映画とは思えない大正時代後期を感じるロケーション(滋賀県と舞鶴だとか)に衣装、暗くてもちゃんと映ってるカメラといい特別料金興行でも納得いく出来。これは長くても1本で観るべきだと感じた。
所詮アナーキストだな、と思う男の情けなさに比べ虐げられても挫けない女の強さが際立つ。女相撲も予想以上に画にな
ってる。見知らぬ主演女優の頑張りと女優のイメージがなかった嘉門洋子の貫禄が出色。
在郷軍人が話すシベリアの話は、日露戦争ではなくその後の第一次世界大戦後の「シベリア出兵」の話。日本史をちゃんと理解していない上に虎ノ門事件の事も知らなかったのが恥ずかしい。
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