光(大森立嗣監督)のレビュー・感想・評価
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近年のこの類の映画は皆一緒
まただ.....といった感じ。
『怒り』『淵に立つ』や園子温作品なんかの、サスペンス+ちょいエロちょいヤバ系邦画の成功から、類似系の邦画が次々と出てくる。それは良い事だが、皆がB級というかインディーズ的な作りで雑。俳優の演技はそこそこだが、肝心のストーリー展開、撮影技法、編集、音楽がチープ過ぎる。皆共通だ。深夜放送のドラマレベルというか、それに負けてる気もする。R15の期待では無く、俺が観たいのは、もっとギラギラするズキズキするような映画だ。
と言いながら、またこの類の邦画は観てしまうのだが。
音楽が、
全体的に重く、誰も救われない的な映画だった。
そして途中途中挟まるBGM が不釣り合いでそこで、何度も世界観が壊れて冷めてしまった。
橋本まなみは幸が薄くても色気が出ていたが、ハセキョーは整形の唇が気になってしまって顔にしか目がいかなくなってしまった。
瑛太と新はよかったので、ハセキョーとBGM が違ったらもう少しよかった気がする。
誰も救われない
三浦しをんさんにしては、珍しいサスペンス作品で、印象深く楽しみにしていました。
特に津波の場面は、東日本大震災の前に書かれたにもかかわらず、驚かされる程のリアル感と迫力があったのに、映画ではイメージ画像で、全てカットされていました。
原作には近いストーリーでしたし、暗い過去を引きずって生きる井浦新と瑛太の演技には鬼気迫るものがありました。
橋本まなみも、疲れた主婦の色気を、体を張って振りまいていましたが、長谷川京子は、チョットいただけない…。
ドキッとするほどの無機質なBGMというか効果音は、正直ついていけなかったし、いや〜な気分になりました。まあ、そこがねらいかもしれませんが…。
とにかく誰も救われないで、エンドロールが流れ出しました。
レビューを書くほどのこともない
瑛太と井浦新はうまいよ。だけど、女性陣の配役は逆じゃないかと思った。
とにかく、自称愛人キャラのタレントさんの大根っぷりに興ざめして、変な場面転換に白け、ああつまんない映画観ちゃったって後悔した。
橋本まなみが、案外普通に役者やってるように見えた。小堺翔太はどこ?...
橋本まなみが、案外普通に役者やってるように見えた。小堺翔太はどこ? 瑛太はどんな役でもきれいに見えてしまうんだよなあ。いいんだけど。
止めようがない心の闇
「光」というタイトルの映画を観るのは今年二度目だ。ひとつ目は永瀬正敏が目が見えなくなっていく写真家を好演した映画で、カンヌ映画祭でスタンディングオベーションが10分も続いたことで有名な傑作である。
そしてもうひとつ目が本作だ。世界観が全く違うので単純に比較することはできないが、永瀬正敏の「光」は盲目の登場人物たちによって浮かび上がる、文字通りの光を描いており、本作は逆に影を描く。光が強いほど影は濃くなり、やがて闇となる。
かつて暮らしていた、月光が怪しくも美しく海面に反射する島。そこには貧しさだけがあり、貧しさ故にむき出しになった原始的な欲望がある。虚飾に満ちた都会生活では、その記憶は光を当ててはいけない闇の記憶だ。
出してはいけないものを無理に引きずり出されることで、闇の記憶とともに心の闇が溢れ出す。一旦溢れ出した闇はもはや止めようがない。闇を葬り去るには自分が殺されるか、または殺すしかないのだ。
かくして登場人物たちは一本道のストーリーを進むことになる。耳障りな不協和音みたいなBGMは、闇の叫びの周波数を持っている。これによって観客は登場人物たちと同じ不快感を共有することになる。誰もが心に闇を抱えている。日常生活に紛れて向き合おうとしなかった闇を、この映画が引きずり出す。観客は否応なしに自分の闇と向き合わざるを得なくなるのだ。
井浦新と瑛太は闇を抱えた人物を存分に演じていたが、長谷川京子は役者不足。怪物みたいな心の強さを持つ美しい女を演じることができる女優は他にいたはずだ。橋本マナミは好演。こちらは普通の主婦が普通に抱える生活の物足りなさを、普段着で演じた。裸の後ろ姿の下がり気味のお尻が、生々しい猥雑さを感じさせる。
瑛太の怪演よかった。
全体的なストーリーの流れは原作に近かったのですが、
演出と音楽は、狂気と暴力が前面に出過ぎていたような気がします。
そんな中、瑛太の怪演はすごかったです。
たすくの孤独感、いろんな事をあきらめたような虚ろな目、
ゆき兄に振り向いてほしいのに悪態をついてしまう不器用さ、
愛情に飢え愛を乞うような表情、などなど
原作を読んで想像していた、たすく像よりもさらに色濃く表現され
ていました。
まだまだ引き出し多そうな俳優さんです。
瑛太が良かった
この映画は公開を知った時から是非観たいと思っていたのですが、評価レビューが低いので、「あまり期待しない」と思いつつ、映画館へ行きました。
主人公の井浦新よりも英太の役どころが面白く、はすっぱな感じが、汚いアパートとともに私的には惹かれるものがありました。
主人公と幼馴染が大人になって再会するくだりは・・普通過ぎてつまらなかったです。
映画中時々出て来る大きなサウンドは、効果音になっているのでしょうか?
(以下、ネタバレにはならないと思います)
「あんたのことを信じることが出来たら・・」というシーン、また観てみたいです。
音響?女優?
この監督の作品、第1作から見てるだけに残念。
残念1、音響?音楽?
ぶち壊している。2020東京オリンピックの競技場みたい。アーティストの名前だけで調和無し。
残念2、女優のダブルH、学芸会!
えげつなさがそそります
先日みた「彼女がその名を知らない・・」
と同じく、あんな女のどこがいいんだってやつ。
まあ、それは置いておいて。
神秘的ですらある島の風景のなかで
音楽も登場人物も、みな、えげつない。
でも、欲を言えば
もっともっと汚らしく描いて欲しかったかな。
汚い物好きな私としては。
瑛太さん、いいなぁ。
イマイチ
宣伝と予告を観て観に行ってきましたが、完全期待ハズレでした(T_T)
ストーリー自体に面白味が全くない。
25年前に離島で起きた殺人事件を遺体が写ってるだけの写真で脅迫しても何の脅威も感じないし、脅迫されてる方を見ててもそんなに焦ってないから緊張感が全く感じない。
音楽も五月蝿過ぎて雑音にしか思えない。
瑛太の演技は良かったと思うけど、大した見所も無く終わりました。
唯一印象に残ったのは橋本マナミのおっきいおっぱいと舌でペロペロ舐め回すシーンがエロくて良かったくらいでした。
重くない・・・
初めに思ったのが、演技下手!
25年後の何とか?だが、思ったよりもそれぞれの思いが重い様には感じない・・・。
橋本マナミの役どころが一番人間的に重いように感じられた。
当事者の3人はそれほど事件に拘っていたようには感じられない。
親父の出現が無ければ、大きな展開も無かったろうに、と。
変に大きな音量で音楽が流れるが、何回も睡魔に襲われてしまった映画であった。
いやはや
重すぎた。新、瑛太ハマり役。ただ、原作読んだので、そこで止めておけば良かったという気持ち。この映画には不要では?と思われるシュールな映像が多すぎるし、しょっぱなの子役の演技に戸惑った。そして、原作に沿った内容(部分的な省略あり)だったので、特に映画で美流必要性を感じなかった。原作知らなくて、いきなり観た作品なら、感じ方は変わったかもしれない。ただ、私は三浦しをん氏の文章のみで十分感じられた。
月の道
中学生カップルと歳下の少年が暮らす離島が津波に襲われて壊滅した25年後、島での事件を知る歳下の男が元カップルを脅迫する話。
序盤の島での少年期で生々しさとグロさと闇に惹きつけられる。
現代の話も同様の空気感が引き続き、大人になったことで起こることも加わって良い意味で嫌な空気が終始漂っていて良かったけれど、最後が自分的には物足りず。
空気感を変える突然の大音量だったり、全体的にゆったりとした間だったり、ハマっている部分もあるけれど多用し過ぎて時に醒めたり冗長に感じたし、25年後のパートに移って少しの間誰が誰だか判らない状態で話が進んだりと、ちょっと狙い過ぎてしまっている感じを受けたのが残念。
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