光(大森立嗣監督)のレビュー・感想・評価
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河瀬直美には遠く及ばない
大森監督、どうした?と思った作品。
原作既読
言ってることがよくわかんない
聞き取りにくいということもあるけど、この台詞が作品全体を象徴していた気がする。25年前の殺人を信之、輔、美花の3人がそれぞれ胸の奥に閉じ込めていたはずなのに、輔の父親が現れたことによってそのバランスが崩れてしまう。殺人の直後に地震、津波に襲われた孤島の美浜島。月夜に照らされて一本の光が海に輝いている絵が幻想的なのだが、この光の意味するものは受け取り方が様々であろう。
信之の妻(橋本マナミ)との不倫を続け、慕っていた信之に対する思いを強固にする輔。何か復讐心でもあったのか?とも感じるのだが、これもラストに全て集約されているのか、島を失ったトラウマから殺してほしいと願っていたのかもしれない。一方の信之は美花への想いが振り切れなかったのか、テレビに登場する彼女を見てその想いが強くなった雰囲気だ。
3人とも過去を消したいと思いつつも輔の父親(平田満)が現れてから、完全に消せなかった罪を再び背負うことになる。父親を殺す。一人殺しているのだからと、信之は簡単に「殺す」という言葉を吐く。娘が暴漢に遭ったときもそうだった。暴力には暴力・・・その台詞には、希望なんてない。絶望という言葉がふさわしい程の奈落の底。
終盤の展開はオヤジが死んで勝ち誇ったような雰囲気だったけど、とにかく生きてることに価値を見出せない男女の物語となった。気になるのは、どこかのアパートの一室に掘った穴は、最初から輔を埋めるつもりだったのかどうかという点。せっかく掘ったんだからという理由ではないはずだ・・・
過去は変えられないのかな
幼いころ、仲良しの女の子が大人の男に乱暴されていて、助けるために男を殺してしまう。
これをもう一人の友達が見ていた。
大きくなり、この秘密をばらすぞ、と脅しをかけてくる。
男二人に女一人のパターンはとても多い。
長い
好き嫌い別れます…
あまりにもみなさんの評価が低いようなので
いち個人の主観ではありますが『星五つ』をつけさして下さい。
音楽も映像も「奇抜だ」、「奇をてらいすぎだ」
と思う方もいるでしょうが
私には前衛的なアート作品だと思いました。
悪く言えばひとりよがりな感は否めない作品ではありますが、
私の中には静かに、そして深いところで、言い知れようのない
オリ
《 心の澱 》がふわふわとゆっくり漂うのを感じた…
そんな忘れられない作品となりました。
…と、わたしの作品から受けた心象を比喩のようにたとえた所でしょうがないですよね…
個人的見解ではありますが、もう少し直接的な話をしましょう。
本作タイトルが示す『光』とは一体何だったのでしょうか?
わたしが思うに、輔に対しての『光』は【信之】そのものであるのは間違いありません。
子供が気を引くために、駄々をこねて親を困らせるように
輔は信之の心に自分の存在を刻みこもうと揺さぶりをかけるために
接触してきました。それがたとえ逆に自分が殺されるかもしれない
と分かっていても、です。
そして信之にとっての『光』は【未喜】であり
また、未喜にとっての『光』はたぶん、あの幼い頃の島での生活そのもの
から逃避するための芸能界での【女優としての地位】ではないのでしょうか?
輔、信之、未喜の関係性が《三すくみ》のような存在の彼らが
互いに『光』を求めあったという、
お話の構造を指しているのだとわたしは思いました。
追記:同じ大森監督作品『日日是好日』も『光』ほどでは
ないですが同じような感覚にとらわれました。
どちらか一方を視聴された方はぜひ、もう片方の
作品も観て頂けたらと思います。
悪い邦画の見本
誰も救われない
三浦しをんさんにしては、珍しいサスペンス作品で、印象深く楽しみにしていました。
特に津波の場面は、東日本大震災の前に書かれたにもかかわらず、驚かされる程のリアル感と迫力があったのに、映画ではイメージ画像で、全てカットされていました。
原作には近いストーリーでしたし、暗い過去を引きずって生きる井浦新と瑛太の演技には鬼気迫るものがありました。
橋本まなみも、疲れた主婦の色気を、体を張って振りまいていましたが、長谷川京子は、チョットいただけない…。
ドキッとするほどの無機質なBGMというか効果音は、正直ついていけなかったし、いや〜な気分になりました。まあ、そこがねらいかもしれませんが…。
とにかく誰も救われないで、エンドロールが流れ出しました。
ただただ疲れる
お静かに
センス悪すぎ
まず「なんだこのBGMは?」と思う人が多数だと思う。
不愉快にさせる音楽、不愉快にさせる人物、不愉快にさせる素人演技&演出、不愉快にさせるブレブレ撮影、不愉快にさせる超つまらないストーリー。
各主要人物がいる設定が世界狭すぎ。隣の住民じゃねんだから。地震&津波バカにしてんのか?
ラスト寒すぎ。
だけど、逆によくぞここまで不愉快に作りました。
独特過ぎる作品。
けど、つまらないものには評価は与えられない。
橋本マナミも中途半端。出演に後悔してるだろうね。
瑛太の怪演ぶりだけ見事。
酔っ払って作ったんか?シャブでもやって作ったのか?まで思わせるような作品でした。
監督は自分が光を見出したいの?そりゃ無いぜ〜。
違う監督なら面白く出来ただろうに、、、。
これよく配給会社OK出したよな〜。
映画館で観てたらブチ切れもんですな。
怖いもの観たさにどうぞ!!
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