猫忍のレビュー・感想・評価
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獣の気は人を呆けさせる
大野拓朗扮する久世陽炎太は抜け忍として襲われ手傷を負った。
忍者の世界観なんだろうが、前後関係がさっぱり分からんな。だけどちょっとずつギャグっぽく展開していく。どうも陽炎太の父親が生きているか否かがポイントの様だが、陽炎太は猫を父上と呼んでいるな。父上を人間の姿に戻したいと思っているのさ。獣の気は人を呆けさせるのかな。真面目なのか漫画なのか分からぬままだけど、父親役は船越英一郎だったよ。しまいにはほんわかして面白い展開だったよ。
父上は猫?
猫好きの為の空想時代劇、話は三重県伊賀の桐生の里の忍者の父子の物語。幼い頃に生き別れになった父が変化の術で猫になったと思い込む忍者の息子、なんとか父を元の姿に戻したいと手探り状態。父子ともに抜け忍として命を狙われる身なのだがアクションシーンは控えめで奇想天外なシチュエーションが売りなのでしょう。
父上を演じた猫は赤鼻で茶寅の金時ちゃん5歳の雄、体重8㎏のぽっちゃり猫でいい味出していましたね、三毛の子猫はブリティッシュショートヘアのあんみつちゃんでした。
人間の父親役の船越さんの方が猫の金時に似せて鼻赤メークで怪演です。
まあ、猫をモチーフにした忍者コメディ、一応アクション映画でしょうがどちらかというと脱力系、他愛のない話ですがそこが猫好きには受けるのでしょう・・。
「この映画を好きになれる人はおそらくもっと居る」
なのに1か月も経たないうちに、ほとんどの映画館で上映終了!どういうことだぁ~!!
ちょっと制作側は「猫侍」のネームバリューに頼りすぎたのでは………………………………もっと宣伝を頑張って欲しかった。
ドラマ版から観ている身にとっては納得の出来栄えでした。父上の正体が明らかになった時に、陽炎太が一瞬も迷わなかったのが嬉しかったです。
クライマックスでもう1回くらい戦いのシーンがあっても良かったかなとも思いますが、そこをやらずに終わらせちゃうのもゆるーい世界観の一環なんでしょうね。
ネタバレになりますが、終盤満を持して登場した久世剣山に、陽炎太と燕がスッとひざまずく画がとても綺麗でカタルシスでした。
テレビドラマ版を含め、もっとたくさんの人に観てもらいたい作品です。
癒され感は100%。猫に教えられる、“変化の術”の真意とは。
【賛否両論チェック】
賛:圧倒的な存在感を見せる猫達の魅力に、打ちのめされる(笑)。「変わることの大切さ」を問うストーリーにも、それとなく考えさせられる。
否:チャンバラシーンが極めて少なく、展開もご都合主義でコメディタッチなので、好き嫌いは非常に分かれそう。
忍者モノの時代劇ではありますが、メインはあくまでも“猫”。その迫真の名演技(?)には思わず圧倒され、胸キュンすること間違いなしです(笑)。
そうした猫達の癒しと同じくらいに、作品を通して伝わってくるのが、「変わるということの意義」というテーマです。父の変化(へんげ)を受け入れ、元に戻すために出奔した主人公もしかり、そんな彼らに影響され、少しずつ変わっていく紅葉や燕、そして里の者達の姿から、「変わっていくことの大切さ」が問われているようです。暗くならない明るい雰囲気の中で、生きる上での普遍的なテーマを投げかけてくるのが、とってもステキです。
チャンバラシーンも想像以上に少なく、展開もかなりコメディテイストなので、好みは分かれるかも知れません。それでも、そんなことはこの際関係ないほど、圧倒的な魅力を振りまく猫達の存在感を、是非体感してみて下さい。
最高
AMG制作の映画、ネコナデ、ねこタクシー、猫侍2作品すべて映画館で見ました。
正直、すべて脚本的にちょっとという気持ちで見ていました。
しかしこの猫忍は、脚本的に素晴らしい出来だと思いました。
ドラマでの謎を解決してくれますので、父上のことを知りたい方はぜひ映画館で見てください。
細かい笑いどころもたくさんあり、楽しめます。
佐藤江梨子さんの善悪の演技の使い分け、すばらしかった。
金時ちゃんも、もちろんかわいかった。
ドラマ版よりアクションシーンが多くあり、見ごたえ十分です。
大野さん、かっこよかったです。
一つだけ気になったことは、三毛猫ちゃんがマンチカン?だったことかな。三毛猫も日本猫を使ってほしかったかな。
それから、猫侍のときは情報番組などいろいろなところで
映画の宣伝を見ることが出来ましたが、
猫忍は舞台挨拶さえテレビで見られませんでした。
舞台挨拶も、東京のみ。
入場特典もなし。
もう少し、宣伝に力を入れてほしかった。
良い作品なので、たくさんの人に見てもらいたいと思います。
くだらなさのバランスが良い
クスッと笑えて渋みもあり🐱
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