劇場公開日 2018年2月24日

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「字幕版が観たかった。」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0字幕版が観たかった。

2018年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

チェン・カイコーの贅を尽くした作品。
なのだが、日本語吹替版で観たので、まったく僕には届かなかった。

なぜ字幕版を上映しなかったのか理解に苦しむ。
吹替版だとセリフが浮いて聞こえて、誰がしゃべっているのか瞬時にはわからないという事態に陥る。しかも、高橋一生だの吉田羊だの東出昌大だのだったりするから、まったく集中できなかった。

アニメだとどちらでもいいとは思うが、それでも英語で作られたものは字幕版で観たい。

例えば、アカデミー賞授賞式を日本語吹替版で観る人がどれほどいるか。むしろそんなものは製作すらされていないと思う。受賞者の生の言葉を、みんな聞きたいのだ。
芝居も同じである。その人の生の声を聞きたいのだ。

日本の字幕文化を衰退させてはいけない。
吹替版をなくせと言っているのではない。せめて両方作って、観る方に選ばせてほしい。

原題は「妖猫傳」。伝奇ものだったわけで、夢枕獏原作ということから推察すべきであった。

映画とは幸せな出会い方をしたいものである。

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mg599