「日本が参加する意味不明」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
日本が参加する意味不明
キャストは盛りだくさんながら、内容はそれほどでもない映画だった。
空海が登場する意義はあまりなく、阿部に至っては意味不明。
中国だけで全うした方がよほどすっきりした内容になっただろう。
日中合作の違和感は置いておくとして、
この手の内容で重要なのはヒロインと思う。
その観点では、今回の楊貴妃にも私としては大いに違和感があった。
中国、香港の映画ではヒロインの美しさに目を見張ることが多いが、
今回は声を聴きながら吉田羊が演じた方が数段良いと感じた。
もっと思い入れをヒロインに持てたなら、
最後は胸の疼きに涙していたかもしれない。
全体としての流れは、嫌いじゃない。
もっとシンプルに化け猫騒動と見せかけての、
ヒロインの悲劇、悲恋で十分だった。
原作に沿ったのかもしれないが、こねくりましたのが残念。
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