劇場公開日 2017年9月23日

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わたしたちのレビュー・感想・評価

全24件中、1~20件目を表示

5.0子供たちの自然の演技に圧倒される

2017年9月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

不安で所在なさげな表情の主人公のクローズアップの最初のカットからいきなり引き込まれる。なんてことのないカットなのだが、その表情がまるで造りモノに見えない。これほど自然な佇まいを引き出す監督の手腕に脱帽する。 本作はいじめを小学校のいじめを題材にしているが、いじめの起きる構造を見事にわかりやすく提示している。人間がたくさん集まれば自然と発生するヒエラルキー、嫉妬や蔑みといった感情が細やかに表現され、小学校の教室に、社会の縮図を描いて見せる。 夏休み直前に転入してきた女の子と夏休み中だけは友だちでいられる主人公。しかし、主人公がいじめられっ子だと判明すると、手のひらを返す。転入してきた女の子も前の学校でいじめられたから、教室内の力関係には人一倍敏感になっている。 素直な好き嫌いで人と付き合っていきたいのに、それを許さない社会。素直に生きることはなんと大変なことだろう。本当は友だちに戻りたい2人続きを読む

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杉本穂高

4.0【”友だちが居なかった主人公の小学4年の少女の初めての友情への期待と戸惑い、そして落胆と関係性の修復を望む気持ち。今作は、彼女とその初めての友及び苛めっ子の心の機微を繊細に描いた作品である。】

2023年9月13日
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鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

知的

幸せ

ー イキナリで恐縮であるが、私は小学校4-6年の間及び中学生時代、学級委員長や生徒会の役員をやらされて居た。   今でも覚えているのだが、一番憂鬱だったのは週に一回ある学級会であった。   学級委員長は男子と女子と2名いるのだが、学級会のテーマはほぼ女の子同士の諍いの解決を検討する場であった。   女子の学級委員長は”派閥”に属しているので、特に発言せず、最後は大袈裟ではなく女子の派閥同士の、言い争いから最後は涙の攻撃になるのであった。   私は困惑し、先生の方を見ても、シランプリであった。   で、男子生徒は唯々、女子生徒達の言い争いを傍観しているだけであった。   故に、今作を映画館で初めて観た際に、当時の記憶が強烈に蘇ったモノである。   女性の方が、男性よりも人間としての成熟度のスピードが違うのである。   で、最近思う事。   【それは終生、変わらないんじゃないの!】 ■小学校に続きを読む

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NOBU

5.0巧みな映画

2023年7月31日
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鑑賞方法:VOD
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nemo

4.5凄まじかった

2022年9月29日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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ツネ

4.0人それぞれ自分の昔を思い出す映画

2022年4月19日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

楽しい

内容は韓国の幼い子供達の距離感と友情と葛藤を描く物語。好きな言葉は弟の『喧嘩ばかりしてたら一緒に遊べないよ』で人は1人でも生きていけるが誰にも必要とされない寂しさには耐えられないという事は、この映画の伝えたかった事の様に思えた。境遇や立場では言葉だけでなく態度と空気感で伝える事が上手いなあと感じる。場面や構成では丁度物語として中盤を起点として折り返した様な映画の内容には計算された感動を感じ最後のカタルシスの解放による静かな終わりには心象の描写が自分自身の記憶に迫る勢いで観客それぞれが楽しめる映画だ。

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コバヤシマル

3.0本当に大事な事は自我に目覚める事

2022年2月15日
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鑑賞方法:VOD

要は人に染まらないって事が大事だと思う。この後の第二成長期はもっと大変。自我が完全に形成され、性が芽生えると、問題は更に複雑になると思う。所謂、中2病。そこを上手にそして早く脱出しよう。(助けてくれる人もいるが、最後は自分の力。また、駄目なら、大人の保護に早く逃げ込む。一人で悩んでいては駄目。友達でも良いが、出来れば、親や先生、または医者) 老人の私が俯瞰した意見を言えば『友達なんて本当は必要ないかもしれない』といつかは理解しなければ駄目だと言う事。この映画はそこを少し暗示していると僕は感じた。自分だけのネイル色に目覚めるべきだ。

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When I am 75♥️

4.5友だちになりたい

2022年1月28日
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鑑賞方法:VOD

知的

淡々と描かれる子ども社会 三人の主な人物を通して色々と考えさせられる 仲間はずれを描いているのだけど 仲良くしたいのに話したいのに仲間に入れない そんな時。転校生が現れて…… 味つけがとてもシンプルだけど心の描写が上手い 特にソンがどんな気持ちになるのか 目の表情が素晴らしくて惹きつけられる どんな行動をとるのか目が離せない 静かな闘志と疑問と成長する姿 とても良かった(静かな感動) 心に響くものがある

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しろくろぱんだ

3.5優しさと勇気と強さ、そして、一人だけでも味方がいれば・・・・。

2022年1月19日
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優しさと勇気と強さ、そして、一人だけでも味方がいれば・・・・。

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J417

4.0丹念な心象

2020年9月19日
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少女がいじめを被る過程が克明につづられていて、つらかった。 みごとな描写だった。 大人になって、個人主義をまとってみると、なんでもなくなるが、幼いころは、人のそっけなさに、圧倒されることがあった。 幼かったころ、そっけなさは強さとイコールだった。やがて、そうでもないことは分かるが、子供の時分、あまり寄ってこなかったり、寄らせなかったりする子は、ある種の羨望であった──と記憶している。 そんな、かれ/かのじょに取り入ろうとするばあい、どうするかというと、たいてい謙譲する。 ようするに尻尾をふる。 卑屈というほど──でもないが、じぶんを下に見せて、もの(貢ぎ物)をあげたり、なにかを手つだってやったり、する。 学校のような単位にいる人間は、疎外を気にする。 それは職場にいる大人さえ、おなじことだ。 集団のなかでは、いじめに至らずとも、なんらかの疎外感がともなうことを、わたしたちは、たぶん知ってい続きを読む

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津次郎

3.5子どもの世界は残酷…

2020年7月16日
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子どもの世界は大人の世界より残酷で感情をストレートに伝える。 どこの国でも、いつの時代でも同じことがあるのかと。 彼らにとって友だちとの世界は世界のすべて。生きていくのが苦しいのは、大人も子どもも同じ。いや、子どもたちの方が大変かもしれない。 作品全体の丁寧な心理描写と、圧倒的な彼ら演技力。 ところで、あのふたりは、その後どうなったのか。ふたりがまた手をつなぐ姿を想像して…。

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atsushi

4.5子どもたちの表情がいい。大人と子どもの世界の交錯と違いが描かれてる...

2020年7月8日
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子どもたちの表情がいい。大人と子どもの世界の交錯と違いが描かれてるのがいい。二人の微妙な関係が描かれているのも。

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えみり

4.0二本立て一本目。 苦しい。冒頭からもう胸が締め付けられる。小学生女...

2019年3月30日
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二本立て一本目。 苦しい。冒頭からもう胸が締め付けられる。小学生女子の人間模様。ったく、女子って面倒くせーなー。いやいやすいません、とりあえず謝っておきます、怖いので(笑) ・ボラをしばきたくなります。 ・幼い弟が金言を放つのがいい。 ・終わり方もいろいろな想像を掻き立てられます。 うまく言えませんが見ておくべき素晴らしい作品です。さすが韓国映画、賛辞を送ります、〇〇ので(笑)

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はむひろみ

5.0まさに、わたしたちがそこにいた。

2018年10月16日
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だいず

4.0うずらのゆで卵

2018年10月7日
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泣ける

幸せ

是枝監督の推薦文を見て鑑賞。確かに主人公の女の子ソンから目が離せない。ドッチボールのチーム分けで、いつまでも選ばれず、不安と失望を押し殺している表情。ソンのつるんとした小さい顔が、ゆで卵、しかもうずらのゆで卵に見えてくる。 映画が描くのは小学四年生の夏休み前後で、庶民的なお総菜屋を営む両親を持つおとなしくて友達の少ないソンと、夏休み中に転校してきた両親は外国にいるというお金持ちのジア。夏休みの間は手作りのブレスレットもして弟とも遊んで家でご飯も食べたほど仲良しだったのに、新学期が始まったらジアの態度が違う。 昨日まで仲良しだった友達が、翌朝登校したら急によそよそしくなって、何かあったっけ?何か悪いことしたっけ?直接聞くべき?聞く方が変?と、他のことが手につかなくなるほど気に病んだことが、私にも何度かあった気がする。子供の頃、いや少なくとも中学生くらいまで、友達関係には神経をすり減らせていた続きを読む

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ミーノ

5.0わたしたち

2017年12月27日
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「いつあそぶの?」というセリフは子供達だけにとどめるにはもったいなさすぎ。だからこそ、ラストシーンは大人にもインパクトがある。素晴らしい映画でした!

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Makito

4.02017年度ベストムービー!

2017年11月20日
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今年は韓国映画に面白い作品がたくさんあった。この映画が良いのは、変に能天気にならず、また変に殺伐としないところ。ストーリは、小学生の女の子の友情物語で、心理描写とか表情が本当に上手く捉えられていて素晴らしい。ここに出て来る子供たちは皆、主演賞ものだ。

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stoneage

4.0じわりとハートを揺さぶる秀作

2017年11月9日
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観ていて子どものころを何度も思い出した。 ぼくにも友達が離れていったことや、仲間外れにされたことがあるからか、主人公のソンに強く感情移入しながら観ていた。 大人からするとこどもの世界のことを単純に見えるかもしれない。 でも、こどもだって、真剣に生きているし、 真剣に悩み、傷ついて、一生懸命に生きている。 懸命に、気丈に、必死に。。。 その姿が甘酸っぱくて、眩しくて、 美しくて胸を打つ。 同じ24時間を繰り返している日常が当たり前になり、生きることの豊かさや瑞々しさをつい忘れてしまう毎日になってはいまいか。。。 自分の『生きる』という営みについてどれほど真剣にやれているだろうか。。。 大好きな友達に裏切られ、傷つき、苦しみながらも懸命に自分にとっての大切ななにかを探そうとする主人公のソンの姿、光宿る眼差しがソフトに、しかし深く心の奥に突き刺さる。 派手さもなく、揺さぶられるような大きな感動も続きを読む

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映画大好き

4.5ソンもジアもボラも、みんな抱きしめてやりたい。

2017年11月5日
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天秤座ルネッサンス

4.0愛おしい子供たち

2017年10月27日
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子供にも嫉妬、あります。 子供にも嘘、たくさんあります。 子供も周りに流されます。 子供もしっかりと裏切ります。 子供も忍耐、いっぱいしてます。 子供も気遣い、結構してます。 子供にもちゃんと自分というものがあります。 だから子供は、意外に泣きません。 そんな子供が愛おしくなる映画です。

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dori

3.0現代社会の問題をリアルに再現されていました。

2017年10月15日
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鑑賞方法:映画館

小学生の小さいようで難しい社会を描いた物語。 社会の縮図とまでいわれる学生の人間関係をあれほどリアルに、そして少ない言葉の中でも、 ソンの目から色んな感情を読み取ることができました。 ソンちゃんの演技はとても引き込まれていきます。 私も学生時代に似たような経験もあり、 すごくどこにでもあるようないじめでしたが、 とても共感できるほどリアルに映画になっていたのですごいと思います。 女の子にしかわかり得ない感情もあるかとは思いますが、是非見てほしいです。

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