劇場公開日 2017年9月23日

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「うずらのゆで卵」わたしたち ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0うずらのゆで卵

2018年10月7日
PCから投稿

泣ける

幸せ

是枝監督の推薦文を見て鑑賞。確かに主人公の女の子ソンから目が離せない。ドッチボールのチーム分けで、いつまでも選ばれず、不安と失望を押し殺している表情。ソンのつるんとした小さい顔が、ゆで卵、しかもうずらのゆで卵に見えてくる。
映画が描くのは小学四年生の夏休み前後で、庶民的なお総菜屋を営む両親を持つおとなしくて友達の少ないソンと、夏休み中に転校してきた両親は外国にいるというお金持ちのジア。夏休みの間は手作りのブレスレットもして弟とも遊んで家でご飯も食べたほど仲良しだったのに、新学期が始まったらジアの態度が違う。
昨日まで仲良しだった友達が、翌朝登校したら急によそよそしくなって、何かあったっけ?何か悪いことしたっけ?直接聞くべき?聞く方が変?と、他のことが手につかなくなるほど気に病んだことが、私にも何度かあった気がする。子供の頃、いや少なくとも中学生くらいまで、友達関係には神経をすり減らせていた。ソンには気の毒だが、まだ小学4年生、これからもこんな人間関係の悩みはしばらく続く。でも今回乗り切ったように、彼女は少しずつ成長できる。
まだ10歳なのに、能天気な弟と対照的に家族を気にする姿にも涙。

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ミーノ