「実写でやるには無理がある世界観、というか漫画が好き。」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 林檎さんの映画レビュー(感想・評価)
実写でやるには無理がある世界観、というか漫画が好き。
漫画のあの絵柄だからこその世界観がやっぱり印象強く、実写化してもあまり実りのなかった作品という感じを受けた。
しかもなぜに4部。
どうせならスタンド初出の3部とか、なんなら1部からやって欲しい。
全てが中途半端、ジョジョを実写にして良かった点ってあったかな?
あ、山岸由花子は漫画の雰囲気出ていて好きだったかも。
漫画で読んだのが昔過ぎて話をほとんど覚えていなかったので、展開が読めるということもなく、それでも次のシーン(展開)どうなるんだろう?とワクワクする!っていう感じでもなく。。。仗助のおじいちゃんが死んでも、良い人が亡くなってしまったなという想いだけで感情移入出来るほどの深さはなかった。
虹村形兆の父親にしても、クレイジーダイヤモンドで復元された写真のシーンも、父親の悲しい気持ちやそんな醜い姿になってしまっても家族のことをきちんと覚えている、懐かしむ心を見せる、そんなシーンはあれど、その前の父親と形兆たちとの触れ合いのシーンとかが無いため、特に感情移入することも無かった。残念。
今更なぜ実写化?という感も強い。