「監督はジョジョ読んだのか?」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
監督はジョジョ読んだのか?
ジョジョの特に四部が一番好きな僕には、
作品の雰囲気が全然違う事にまず驚いた。
杜王町のイメージは明るいイメージだったので、
ただフランスで撮ったというだけでなくて、
映像もアメリみたいや原色でキラキラしたのじゃないと
漫画の雰囲気は出ないんじゃないかな?
と思いました。
なんか日本のホラーみたいなアプローチだったので、
意図して撮ったのかもしれないけど、
監督は漫画をちゃんと読んだのかな?と
スタンドはオバケとは違うと思うんだけど…
というのが感想です。
子どもたちと観たのだけど、
ジョジョの世界観が分かってない人に
丁寧に説明出来てるかと言うとそうでもないし、
(子どもたちはキョトンとしていた)
ジョジョ好きからすると、そうじゃなくね?
という引っかかりが多かった気がする。
仗助の後ろのはねっ毛って1つじゃなかったっけ?
承太郎の髪型も髪の毛が苔のように
帽子にへばりついてたけど、
帽子から髪の毛に同化するイメージだったり、
キャラクターが多過ぎて、振りはしっかりしてるのに、
敵が弱過ぎたり、
ジョジョの世界観や軽やかさやテンポの良さが
まるでなかった。
事あるごとにに、
ホラーに見せようとする演出も引っかかった。
良かったところは役者さん達。
最初馬鹿にしてたけど、どんどんそのキャラクターに
見えて来てスゴいなぁと思いました。
続編あるなら、違う監督でお願いしたい。