「しょーもない。結局上戸彩に色んなお芝居をさせてみようという目論見で作ったような映画だけど(ファンには良いかもしれないが)如何せん話が薄っぺらい。」昼顔 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
しょーもない。結局上戸彩に色んなお芝居をさせてみようという目論見で作ったような映画だけど(ファンには良いかもしれないが)如何せん話が薄っぺらい。
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①TV版は観たことがないが、何となくTV版とは違うことをやろうという感じは受けた。②しかし、もっと男女のドロドロとした関係を通して男と女という性、恋、セックス、世間との向き合い方、「結婚」という形と「人を好きになる」ということとの相克等を深掘りする、みたいなドラマを期待していたので肩透かしを喰らった。③そもそも「不倫は悪」という前提が個人的には気に入らない。不倫していた二人が結ばれました、という世間の建前を裏切るような話にしたら却って社会学的に面白い話になったのにと思うが、恐らく二人のどちらが死ぬんだろうな、と思っていたらちゃんとその通りになりました。社会の通念に挑まない映画なんてつまらない。④最初は面白そうかな、と思ったのに段々つまらなくなって来たので、ラスト、線路からホームに必死に上がろうとする上戸彩を見ていたら「彩ちゃん、上に上がらなくてもホームの下に入ったら良いんだよ」とツッコミを入れたくなった。最後、妊娠で落ちを着けるのも在り来たりと言うかちょっと違うんじゃない?と思ってしまう。⑤斎藤工は濃い顔の割には存在感薄し。役自体が北野という男の内面を全く描いていないので仕方ないか。⑥伊藤歩は最初から最後まで能面顔で殆んどホラー。⑦薄っぺらいキャラクターが多い中で自分の役に命を吹き込もうとしている平山浩行や黒沢あすかの好助演が勿体ない。
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