「重い…」昼顔 ウメちゃんママさんの映画レビュー(感想・評価)
重い…
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観終わってからも気持ちが沈んでしまってなかなか元に戻れませんでした。今でも引きずっています。
こんなに重たく感じる映画は久しぶりというかなかなかありません。
ドラマも大好きでラストの北野先生の校内放送に号泣した1人です。人を好きになる事に身分も肩書きも年齢も既婚の有無も無いと思っているので、彼らの恋があまりに不器用で一途で健気なのには胸が痛みました。
同時に乃里子の立場も痛いほどわかります。深すぎるほど夫を愛している事にも胸が痛みます。
ドラマではただ2人が結ばれる事を願っていましたが、改めて今回映画を観て乃里子の立場を考えていました。
あれだけの愛情をパートナーに注げるだろうか?もし夫が不倫したとしても相手と夫に社会的制裁を加えるくらいしか無理だろうな…それに自分に気持ちが無い男などこっちから願い下げとか…etc…
もちろん紗和と北野先生が一緒になる事を望んでいましたが「不倫」が題材であり、そしてドラマや映画の中の話である以上、そう簡単にハッピーエンドにはならないことは予感していましたが…
監督や脚本家のとことんまで追求した結末にただただ驚き、脱帽しました。
映画のインタビューで斎藤 工さんが「上戸さんと、皆さん是非観てください!って言える映画じゃないよねって話してて。でも何かが皆さんの心に深く残る映画にしたいと思って」というようなことを仰っていた事が心に残っています。
このサイトへのたくさんのコメントがそれを物語っています。
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