「不穏な空気感」羊の木 nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)
不穏な空気感
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冒頭から、絶妙に違和感や不穏感を醸し出しており、引き込まれました。
犯罪者の更正について、希望の芽が感じられる部分も良かったと思います。
更正出来る出来ないか、両極端な描き方とも思いましたが。
大まかなストーリーはあまり意外性はありませんでしたが、クライマックスの守り神はある意味驚かされましたが、日常生活の中の不穏な空気感が素晴らしかったと思います。
前科者に対する不安や疑念を突いてくる、人間心理を試されるような、面白い作品でした。
クライマックスは、町の守り神が殺人者を成敗したということでしょうか。
しかし、最後に海から守り神が引き上げられる場面は、海から来た邪悪なモノという言い伝えから、やはり悪は存在しうるという意味合いにも感じました。
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