君の膵臓をたべたい(2017)のレビュー・感想・評価
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タイトルの意味
まるで高校男子の憧れを網羅したような作品。
クラス一の美女とクラスの誰とも話さない根暗男子この2人のやり取りは最高でした。ついクスって来ちゃうし二人の個性もよく出てる。
ただ、この2人、なかなか「好き」って言葉を口にしないのです、その代わりに出てくるのが「君の膵臓を食べたい」というタイトル。
文字のまんまに受け取ったら。
「さくらさん君の事が……あなたの……膵臓が食べたい!」
「私もよ!」
凄い物語になりますね。
勿論違う捉え方があります。それを捉えた時に泣きます。断言します。泣きます。
まぁ、よくよく考えたらちょっと有り得ないというか、出来すぎな所も多い気がするので☆4です。
中途半端な演技
人間とは総じて「劇的」な生き物でありませう。
我々は常に自分というキャラクターを演じて生きている。(逆に100%素の自分など、当の本人ですらよく分かりませぬ。)
本作の桜良とぼくも例に漏れず「劇的」であった。
桜良は明るくてみんなの人気者。家族や友達の前でも良い子を演じている。
ぼくは誰とも交わらずに本ばかり読んでいる孤独な青年を演じている。他人には興味がないと自分に言い聞かせながら。
こうして「劇的」に過ごしてきた二人は、病院での邂逅によって、徐々に【中途半端な演技】を見せるようになる。つまり、自分というキャラクターを演じている中に、本当の自分が顔を出すようになるのである。
そして最終的に、桜良の「優しさの死に化粧」はすっかり剥がれ落ち、ぼくの「想いを飲み込む美学」は完全に崩れ去った。
この瞬間、我々観客の目からは、涙がこぼれ落ちるのです!!
主役の浜辺美波さんと北村匠海くんの表現力の高さと、監督さんの意匠を凝らした演出がこの「劇的」なる桜良とぼくの数奇な出会いと別れをより素晴らしくしていると感じた。
思わぬ感動
原作読まずにまず映画を❗️
鑑賞後 生活が変わった
今の生活や人生に迷っているすべての人が何かを感じられる映画じゃないかなと思う
余命一年の女の子桜良と人との交流を断ちすべてを自己完結している「僕」との心の交流を描いた作品
偶然(本当は必然)出会った二人の共通項は〝自分と闘っている”こと
常に前向きに明るく振る舞う桜良だが ふとした瞬間に見えてしまう素の表情と「誰でも一日の価値は同じ」「人との出会いは偶然でも運命でもなく自らがしてきた選択の結果であり自らの意志」「生きるっていうのは誰かと心を通わせること」などの言葉から どれだけ生きたいと思っているか どれだけ死の恐怖や孤独と闘っているか どれだけ真剣に〝生”と向き合っているかが分かる
そんな桜良と関わる事で 人に心を閉ざしていた「僕」が少しずつ心を開いてゆく
他人に興味を持たなかった「僕」が 桜良のために一生懸命旅行の計画を立てたり 「桜良のように 人を認められる人間に 人から認められる人間に 人を愛せる人間に 人から愛される人間に成りたい」と思うようになるほどに変わっていく
しかし 桜良のおそらく最後の希望であり願いであった二人で桜を見に行くという約束は 桜良の突然の死によって果たされない
そうなんだよな 本当は明日の事なんて誰にも分からないんだよな
生きていれば ニュースを見ていれば 新聞の社会面を見ていれば
ネットを見ていれば いつ自分が死ぬか 大切な人が亡くなってしまうかなんて分からないってことくらい理解している・・・
それでも本当はしなければいけないが面倒臭い事を「明日やればいいや」って思ってしまったり 大切な人を傷つけてしまったり 喧嘩しても「今度謝ろう」とか日々を怠慢に過ごしてしまっている
この映画は泣けるとか泣けないとか 感動する感動しないってところに見方の重点が置かれているって思われがちだけど 個人的にはもっと深い大切な事を教えてくれる作品になっている
〝今”という瞬間 〝今日”というかけがえのない時間をもっと大切に もっと真剣に生きること
大切な人と過ごす時 人と関わる時 絶対に後悔しない様 全力で接すること・・・そんな事を教えてもらった
映画の中 桜良が「一日でも長く生きよう」と思う
〝今”という時 〝今日”という一日は 桜良や現実に亡くなった人達が 生きたくて生きたくて死ぬほど生きたいと思った時間だから
生きている自分が無駄に過ごしてはいけないと心から改めて思わされた
この映画を観てから 10日が経つけど それまで毎日行くと決めたのに時々しか行かなかったスポーツジム 毎日やると決めたのに「今日は疲れてるから明日 今日の分もやればいいや」とか真剣に向き合わなかったTOEICの試験勉強などなど 映画を観てからはその日から毎日真剣にやってます そして人間関係・・・「今しか会えないかもしれない」って常に考え 前より真剣に向き合うようになりました まだ10日だけど続けています キツイ時も多いけど やり遂げた時 気分がいいから 充実してるなって自分で思えるから 続けていく
桜良みたいにキラキラ輝いていつまでもどんな時でも前向きに生きたいから
桜良は「僕」に 「僕」は桜良になりたいって思っていた お互いが同じ思いを抱いていた 心がこれでもかってくらい通じ合っていた事が分かるラスト・・・切ない
切ないけど それだけじゃない どこか希望を抱くことができる 前向きになることができる そんな映画でした 少なくとも自分にとっては
原作の方がいい
人生は偶然だけじゃ無い
おじさんも泣きました
泣けます。2回見ました
無料試写会と、映画館で、この作品を2回見ました。
2回とも泣いてしまう、感動の映画です。
登場人物の感情を、とても丁寧に描いていてます。
純粋さ、切なさも、優しさが伝わってきました。
感情移入して、見て感動しました。
とても、映画を見て、心が、ほんとうに優しくなる作品です。
名作だと思います。
春樹のメールは届いていた?
春樹が送信した「君の膵臓をたべたい」のメールを桜良は見たのか?映画だと分かりにくいのですが、実は(我々も)見ているんです。
春樹のもとに向かう桜良がメールを見る場面で「君はクラスで2番目にかわいい」とナレーションが流れるのですが、これはトリックだと思います。なぜなら、この場面で桜良は ”ポケットから携帯電話を取り出している” のです。
「もっと私を褒めちぎりなさい」「なにも思い浮かばないんだけど」「ほらさっさと」「君はクラスで2番目にかわいい」
このやりとりの間、携帯は開いたままのはずです。
では、桜良は何時ポケットに携帯をしまったんでしょう?
つまり、春樹が長文を入力している間に桜良は携帯電話をポケットにしまい、図書館を出たものと思われます。そう考えるとスクリーン上で桜良が見ているのは「君の膵臓をたべたい」のメールだと気が付きます。
春樹の携帯に写される時刻(13:42~13:49)や、桜良がメールを受信した位置(校舎が見えるフェンスの横)、何より桜良の会心の笑顔からも確信しました。
鳥肌が立ちました。
よく練られている
この作品に出会えた幸運
原作は未読の状態で映画を観ました。甘酸っぱい青春に頬が緩み、命の儚さに胸を締め付けられ、生きるとは何かを考えさせられました。描写も美しく、とても心に残る映画だと感じました。
そうする事は滅多にないのですが、印象的な台詞を再確認したく、原作を読みました。映画を観ていたお陰でイメージがスッと浮かび、言葉や行動に込められていた意味をより理解できました。単なる恋愛モノではありませんね、この作品は。
2度目の映画鑑賞。なるほど、原作を読んでから映画を観ると、確かに展開が駆け足に感じられます。とはいえ、それはどんな作品でも大概同じこと。設定を削ったり変えたりして綺麗に2時間弱に纏まってますし、原作にない12年後の世界を描くことで、映画は映画としてまた違う味わいを醸し出しています。表現し切れていない部分も原作をベースに脳内補完し、ストーリーを知っているにも関わらず初回鑑賞時よりも更に感動、涙腺が崩壊してしまいました。きっともう1回観ても感動できるんじゃないかな?
最後に、本編とは関係ないのですが、ひとつだけ残念だったのが「君は嫌がるかも知れないけど」のくだり。これ、予告編で使わないで欲しかった。ネタバレに近いような…
一日一日を大切に生きようと考えさせられる映画
小説は読んだことが無く、今回映画で初「君の膵臓を食べたい」を見ました。
題名や絵のタッチから、見ないだろうと思っていたが、オススメされ鑑賞。
感じた事
明日の保証は誰も無いこと。
最近このメッセージに触れる機会が多いです。
今日を精一杯生きることに尽きるんだと改めて感じました。おっさんであろうが、子どもであろうが、明日の保証は誰も無い。今を生きろ。
今の環境は、自分が決断した結果によるもの。
必然でも偶然でもない。
楽しめました。
久々に映画館で泣きました。
随所にある、涙腺を刺激する音楽や展開には、誘ってる感はありましたが、それらを差し引いても本映画には、著者の伝えたいメッセージが随所にあったのでは?と感じます。
こういうのがいい。
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