人生フルーツのレビュー・感想・評価
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最初から最後まで号泣
旦那さまを呼ぶとき お父さん、おじいちゃん、しゅうさん(しゅうたん、とも聞こえた)と色々な呼び方をしていて2人の長い人生の歩みを感じました。
「風が吹けば、枯葉が落ちる。枯葉が落ちれば、土が肥える。土が肥えれば、果実が実る。こつこつ、ゆっくり。人生フルーツ」
「自分1人でやれることを見つけてそれをコツコツやれば、時間はかかるけれども何か見えてくるから、とにかく自分でやること」
親や周りから早く、早くといつも急かされてきた私にとって心に染みる映画でした。
Life is fruit ♡
円やかな夫婦のあり方
山下達郎氏のラジオ番組で、
奥様のまりやさんが
最近見たオススメの映画として
本作を紹介していたのを聴いて
視聴しました。
映画に登場する老夫婦の
生活スタイルを
真似することは難しい。
けれど、
夫婦のあり方というか、
老後の生き方というか、
これからの自分たちを考える
時間となりました。
津端夫婦や山下夫婦の様な
円やかな間柄になっていけたら。
伊集院がオススメてたので。
ラジオで紹介していたので観たら地元の話だった。
故郷がこうして作られた土地だったのだと思わぬところで知りました。
おじいさんの描く絵がかわいい。
子供の頃近所でどんぐりをよく拾っていました。自分があそこで育ったことが誇らしくなりました。
劇場で観たかった!
まあドキュメンタリーだしなあ、と思っていた自分にげんこつ!
90才と87才のスローライフが、いかにしいて始まったかは描かれていますが、修一さんが会社を辞めた理由は間接的にしか描かれていないところが、この生活の壮大さを感じます。
「私ももう90才ですから、自分の時間を大切にしたいんです」そう電話で受け答えしていたのにそうだと納得し。
「旦那さんを大事にすることは、まわりまわって自分が良くなる」英子さんの言葉が、心に刺さったなあ。
それとすべての物音が消えた場面は、一瞬TV壊れた?と思ったけど。違いましたね、ソウダッタノネ。涙。
造り物ではない実話だから、胸に沁みました。
これはぜひ、一度見て欲しいです。
お金が中心の多忙な生き方に、息苦しさを感じているすべての方に観てほしい作品。
ドキュメンタリー映画はエンターテインメント性を求めるものではく、自分の価値観を広げるための教養として観るものなんだと改めて感じた。
都会に暮らすぼくたちは、自分の手で作らないことが当たり前になっているが、この夫妻はすべてできることはすべて自分たちでつくる。
そうすることで見えてくるものがあると言う。
豊かさとは、お金で手に入るものと、手に入らないものの2種類あると思うが、人生フルーツな生き方は、お金では決して手に入らない豊かさに溢れた生き方だと思う。
時間効率、利便性、手軽さをお金で代替することは忙しすぎる現代人にとっては必要なもの。
しかし、その代償として、見えない豊かさを失ってしまっている。。。
そんなことに気づかされる素晴らしい作品だった。
こんな暮らしがしたい
津端夫妻のことはこの映画で初めて知ったのだけど、素晴らしすぎて、感動しすぎて、そのあと彼らの書籍を全て買いました。時をためる暮らし、私もしたいなあ、とおもって、畑を始めたりコンポストを始めたり、リアルに影響を受けています。小さな森をつくって暮らすための準備をしたい。人生のロールモデルです。
コツコツ
ドキュメンタリーのテーマとしては新しくないものの、2人のお姿をみると、
長生きも悪くないなと思いましたね。
そして祖母がよく作ってくれたワインゼリーを思い出しました。
樹木希林さんをナレーションに起用しているものの状況説明はほとんどなし。
それだけ、あの言葉を大切にしたかったんでしょう。
さて私たちは修一さんが残したあの雑木林を
守れるのでしょうか。
人生 、こつこつ 。
祖母にとても勧められ観ました。
正直始めはあまり興味がなく、予告編やポスターさえ見ずに「人生フルーツ」という名前だけで映画館に入りました。
わたしはまだ結婚なんて未知の領域でさらにそこから何十年も連れ添う相手なんて想像もつかない歳です。
ただ2人の生活はこの映画を勧められた祖母の生活にとても似ていて自分の祖父母を見ているようなそんな親近感がありました。
何と言っても「僕はなにを植えたかなんて分からないからプレートを作るんだ」といって真っ黄色に塗ったプレートを1つ1つコメントをつけて作るその姿と、「わたしじゃがいも苦手なのよ。すぐお腹いっぱいになるでしょ、じゃがいもってだけだやなの。」っていいながらも嬉しそうにコロッケを作り続けるその姿。
穏やかなこの流れで終わるのかと思ったら、戦争での出来事、さらには修一さんの死 。
その姿は数年前亡くなったわたしの祖父を思い出しました。
英子さんが「待っててね、わたしも行くから待ってて」という言葉に映画館内の人のすすり泣きがあちらこちらから聞こえてきました。
この映画で面白いなと思ったのは、亡くなったその後のシーンに新たなプロジェクトに取り掛かっていたというストーリーを持ってくるところ。修一さんは亡くなったけれど、その心は次の世代へと引き継がれていって行くその流れがすごく素敵だと思いました。
音楽もうきうきしたりする雰囲気にとてもぴったりで、なんといっても樹木希林さんのナレーションも絶妙なマッチングです。
私たちの前ではあまり涙を見せなかった祖母も涙を流したのでしょうか。なにを思ってこの映画を観てたのでしょうか。
分からないけど、伝いたい想いがこの映画に詰まっていたのかなと思います。
●究極の贅沢。
古くて新しい。何歩も先を行っている生き方だ。土作り。人間力。ふたつとも歳を重ねるごとに厚みを増す。
タイトルが素晴らしい。恐るべし東海テレビ。
自分で丹精込めて作った作物はホントに美味しい。そして愛おしい。土と触れ、太陽の恵みに感謝して、季節の移ろいを愛でる。家族と笑う。足りないものは信用できる人から買う。美味しかったらお礼を言う。
PCは便利だけれど、手書きもいいよね。あの文字、あの絵。建築家の修一さんは、会社を引退してからも構想し続けた。あれは、修一さんの夢の続きだったんじゃないかな。
それが形になるって、震えたわ。なんか未来を感じた。企業の看板がなくても、縁が取り持つ技術の継承に。
世の中は便利になったけれど、現代人はムダに忙しい。けれど、私たちはもう少し自分の価値観に素直になっていいのかもしれない。修一さんと英子さんの暮らしは、そんな私たちに未来を生きるヒントをくれる。
うらやましい人生
こんな風に老いていきたい、と誰もが思うのではないか。あまりにも自然で、ありのままで、友達のような夫婦。そんな中で、90歳になっても社会に求められ、活躍できるのがうらやましいし、素晴らしい。
見てよかった!一言につきます。他人の人生を映画という形で覗かせてい...
見てよかった!一言につきます。他人の人生を映画という形で覗かせていただく。そんな日常を切り取ったドキュメンタリーです。素晴らしい人だとは思うのですが、成し遂げたそれはわたしの中で「オマケ」で、お二人の日常が、生きた人生が、映画のメインです。
ほんとうの「暮らし」とは
戦後の高度経済成長の中で風の通り抜ける暮らしを提案し、自らの生活でそれを実証した夫婦の記録。
現代の日本において求められている自然の豊かさを50年以上前に唱えていた津端修一さんの願いは本編ラストの病院の設計に携われることへの喜びの手紙が物語っていると思う。
また、そんな夫を支える英子さんの芯の強さ。庭の作物につけられたプレートのコメントのユーモア溢れるコメントは暮らしをより豊かにする重要な役割に違いない。
こんな暮らしがあったんだ。
と、気付くことが出来た素晴らしい作品。
後半は涙が止まらなかった。
あと、
修一さんの描くイラストがとてもかわいい。笑
欲もなく、淡々と、お互いを尊重し、慈しみながら。感動しました。今あ...
欲もなく、淡々と、お互いを尊重し、慈しみながら。感動しました。今ある自分を恥じつつ、真似しようにも当然出来るわけもなく。鑑賞中も後半は涙が零れ落ち、パンフレットを読んでもまた・・・。ありがとうございました。いつまでもお元気で。
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