「●究極の贅沢。」人生フルーツ うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)
●究極の贅沢。
古くて新しい。何歩も先を行っている生き方だ。土作り。人間力。ふたつとも歳を重ねるごとに厚みを増す。
タイトルが素晴らしい。恐るべし東海テレビ。
自分で丹精込めて作った作物はホントに美味しい。そして愛おしい。土と触れ、太陽の恵みに感謝して、季節の移ろいを愛でる。家族と笑う。足りないものは信用できる人から買う。美味しかったらお礼を言う。
PCは便利だけれど、手書きもいいよね。あの文字、あの絵。建築家の修一さんは、会社を引退してからも構想し続けた。あれは、修一さんの夢の続きだったんじゃないかな。
それが形になるって、震えたわ。なんか未来を感じた。企業の看板がなくても、縁が取り持つ技術の継承に。
世の中は便利になったけれど、現代人はムダに忙しい。けれど、私たちはもう少し自分の価値観に素直になっていいのかもしれない。修一さんと英子さんの暮らしは、そんな私たちに未来を生きるヒントをくれる。
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