LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門のレビュー・感想・評価
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五右衛門の覚醒がここに!
最大の敵、ホーク。
007シリーズのジョーズのようなつよさを思い出す。
ルパン作品のポリシーは人を殺さない。
エグい描写が無い。
そんなものを見せずとも、ルパン三世作品は確立してきた。
しかし、これはその真逆。
いいのかな?
前編、五右衛門の振る日本刀に違和感があると思ったら鍔付きの日本刀。
なんでかなぁ〜思いつつ進んでいくとしっかり回収。
なるほど!
LUPIN THE グロ
なぜ茶の間の人気キャラクターをこんなグロい作品にしたのか意味が分からない。確かに斬鉄剣は刀だから切られれば手足を切り落とされる事もあり内蔵が飛び出す事もあるだろう。ならば銃だって同じ事。顔に命中すれば顔が吹き飛ぶし手足に命中すれば手足が吹き飛ぶ(ランボー/最後の戦場)。ルパン三世でありながらルパン三世の名前を使ったホラーとして見た方が安全。
試し斬りからの真剣。ここに、斬る!
『ルパン三世』スピンオフシリーズ第3弾。
不二子、次元と来れば勿論、
今回のメインは、孤高の剣豪、現代の侍、石川五エ門!
本作もルパンたちが“出会った頃”。
ルパンと次元は前作で晴れてバディとなったが、五エ門とはまだ仲間ではない。
剣の腕を買われ、やくざの組長の用心棒に雇われた五エ門。
組長からは信頼されているが、その不遜な態度から子分たちには厄介者扱いされている。
すっかり定着した五エ門のイメージは、寡黙だが、斬鉄剣LOVEで、時々コミカルな一面も。何でも斬り、お馴染みの台詞。
が、本作ではだいぶ雰囲気違う。
…否。これが本来の五エ門なのだ。
TVアニメ第1シリーズ初登場時の五エ門は、嫌味なくらいの自信家で、ニヒル。侍というより、剣術殺し屋。
昨今の愛されキャラとなった五エ門も嫌いじゃないが、時々マンネリ化と敢えて狙ったかのようなコミカル一面が、個人的にコレジャナイ感も。
なので、危険さ孕む本作の五エ門は、刺激的で新鮮。
凄腕の剣豪になる前の、まだまだ未熟者。五エ門が“真剣”を抜くまでが描かれる。
用心棒として雇われ、やくざの賭博船に。
大金を狙い、ルパンと次元、いち早く不二子も乗船していた。
突然、船が爆破。機関室で、謎の大男が巨大な斧を振り回していた。
五エ門は一戦交えるも、ルパンたちが逃げ出すのを見ると、大男も後を追うように退散。
この爆破で、組長が死亡。葬儀で若や子分らに罵られた五エ門は復讐を誓う。
前作同様、本作にも強敵が立ち塞がる。
初登場シーンは、駆け寄ってきた女の子を抱き上げ、優しい笑顔を見せる。
が、次の登場シーンでは、斧を振り回して船を壊す、バケモノか怪獣のよう。
“ホーク”と呼ばれているが、本名不明。またの名を、“バミューダの亡霊”。
元軍人。戦争で2000人を殺し、バミューダ海域で死んだとされていたが…、
各国の諜報情報により、生存が噂されていた。
“誰か”からの命令で、殺し…いや彼曰く、“肥料”“土に還れ”“伐採”。
武器は二つの巨大斧。それを人間離れのモンスター級の怪力で振り回す。
超大食い。そして、とにかくその怪力、タフさ。
ダメージも一切受けてないようだし、スタミナ知らずのようだし、崖から落ちても死なない。
本当に人間…?
前作のヤエル奥崎も強敵だったが、今回も。
圧倒的迫力と力、脅威では上回る。
そんなホークをマークするは、お馴染みのとっつぁん。
公安の銭形。
…アレ? ICPOじゃないの…? 本作では公安キャラとして登場。
銭形も最近はすっかりコミカルキャラが定着。
「ルパ~ン!」と手錠を振り回し、ルパンには振り回され、お間抜けズッコケ担当。
五エ門同様、マンネリ化に飽き飽きしていた。
本当のとっつぁんはこんなんじゃない。“デキるキレ者”なのだ。
お間抜けさは一切ナシ。一貫して、渋くてカッコいい大人の男。勿論警察官として、熱い正義感。
コミカルなとっつぁんも好きだけど、こんなとっつぁんも好き。
と言うか、こんなとっつぁんが見たかった。ルパン・ファミリーではとっつぁんが一番好きなので。
(このスピンオフシリーズ、TVアニメの不二子→映画の次元→映画の五エ門、映画の不二子と続くが、何でとっつぁんは無いの~??)
ルパンたちがアジトで祝杯と上げていると、バイクにまたがったホークが“飛んで”乱入。
逃げるルパンたちを執拗に追うホーク。
そう。ホークが依頼された今回のターゲットが、ルパンと次元と不二子なのだ。
追い詰められるも、五エ門が現れる。
第二戦。
今回はホークの圧勝。五エ門の剣を指で“真剣白刃取り”し、怪力で投げ飛ばす。
そこへ銭形が現れ、一瞬の隙を付いてルパンたちは逃げる。
ホークはあっさりと逮捕。
…ではなく、留置所で“仮眠”を取り、脱獄。再びルパンたちを追う。
ホークに敗れた五エ門は自身を失っていた。
抜け殻状態になり、剣すら抜けなくなっていた。
心身を極限までに追い込む修行をするも、“見えない”。
痺れを切らした組長息子や子分らからリンチ。
その時…、見えた!
全員を目にも止まらぬ剣捌きで斬り、決着に向かう。
ホークの情報を得る為、一時的に銭形に自首したルパン。
そこを、ホークが急襲。
銭形は負傷。山奥の寺院に逃げ込んだルパンと次元も負傷。
またもや追い詰められた。
五エ門が静かに現れる。
今度は決着が付く。見守るルパンと次元。
やはり力では圧倒的にホーク。振り下ろした斧が、五エ門の腕を斬り削ぐ。
と同時に、五エ門の剣がホークの腕を斬っていた。
片腕となったホーク。今一度斧で斬り掛かろうとするが…、五エ門が放つ“気”に圧倒され、恐怖のイメージにより完敗。
断ち斬り、抜いた“真剣”。
武士としての悟りを開いた。
とにかく衝撃なのは、自分がこれまで見たきた中ではダントツのバイオレンス描写ルパン。
五エ門のやくざ50人斬り。血が吹き散り、手首も飛ぶ。
クライマックスでは、ホークに追い詰められたルパンは腕に木片が突き刺さり、次元は頭から血が。
強烈なのは、ホークの斧で五エ門の腕が斬り削がれる!
アニメとは言え、PG12。(って言うか、よくPG12で済んだもんだ…)
グロく、痛々しい。これがもし、実写だったら…?
『ルパン三世』=ファミリーでも見れるエンタメ・アニメ…と思い込んでる層や若者が見たら、衝撃を受けるだろう。
五エ門がメインという事もあってか、舞台は日本。
序盤の賭博船はやくざ映画の赴き。
五エ門の修行や覚醒は、しっかりとした侍/武士道精神。
前作も良かったが、個人的には本作の方が好きかも。
ラストシーンは、前作では未登場だった五エ門と銭形の、珍しい対決で締め括り。
心憎い演出。
剣豪、そして現代の侍、ここに斬る!
70‘sの東映映画のような味わいが鮮血に染まる昭和感たっぷりの和製『キル・ビル』
伊豆沖で船上カジノで火災が発生し、カジノを仕切っていた暴力団鉄竜会の組長が死亡。組の用心棒石川五ェ門は犯人を追うが取り逃してしまったことから組織に疎まれてしまう。一方で混乱したカジノからまんまと大金を奪うことに成功しアジトではしゃいでいたルパン、次元、不二子の元に謎の大男が現れる。それは五ェ門が追う男、“バミューダの亡霊”の異名を持つホーク。公安所属の銭形警部も彼の行方を追っていた。
前作と打って変わって濃厚なのは和のテイスト。70’sという時代設定が前作よりもしっかりと生かされていて昭和感がきっちり映像化されています。前作よりもエゲツなさは増していて、雨の中で覚醒した五ェ門がヤクザを血祭りに上げるシーンに漲る鮮烈なヴァイオレンスが美しいです。
峰不二子、次元大介と来て石川五ェ門の今作、タイトル通り血、というか...
峰不二子、次元大介と来て石川五ェ門の今作、タイトル通り血、というか切断面多めですね。
五ェ門の挫折と成長、不二子曰く馬鹿な男達を格好良く描いていてとても見応えがありました。
途中の五ェ門の鍛錬でも、不二子は早々に退場したのに対し、ルパンと次元は割と最後まで残って見ていて、2人とも割と面倒見いいよなと思い観ていました 笑
そしてこのシリーズでは銭形警部がかっこいい。TVシリーズではどっちかというとカッコ悪いイメージが多いですが、このシリーズではハードボイルドかつ出来る刑事の描写が多くて嬉しいです。
ところでこのシリーズ、ルパンメインの回が無いのですが、製作予定はあるのでしょうか…
適度なゴア表現がマッチ!!
同じシリーズの次元よりは、映画らしくなっていると思います。前半は沢城さんが妙にエロく、終盤の五ェ門の連続斬りも見事だったので、そういった所はもっと観たかったです。元々生きるか死ぬかの戦いを扱っているシリーズなので、本作のグロさが丁度良く感じました。
お主らを斬る道理はない!
シネフィルWOWOWにて観賞。
このスピンオフシリーズは、前作で絵柄の統一感があって気に入っていたのだが、本作の敵役の絵は……ダメだ💢
完全に浮いている。これ、凄く残念⤵️
五ェ門は、孤高感が強調されたキャラクターになっていて、言葉遣いもさらに古風になっている。「御座る」「しばし待たれよ」「因縁がある故」など。
ヤクザ連中をスッパスッパと切り捨てていく場面は「キル・ビル」のようで、クライマックスでも、エグく肉体の切断面を見せるあたり、前作のお色気シーンと同様にR指定でも狙っているかのようだ。
チャレンジ精神は尊敬に値するが、好きではない。
ただ、五ェ門が殺した相手を供養する場面を入れたのは素晴らしい。
五ェ門が海岸の岩石の突端にいて、海から巨大ザメが跳ね上がってくるシーンは、原作コミックの後期の作品にある。
これを五ェ門が打ちひしがれている場面に使ったのは、よい発想だった。
コミックでは巨大ザメを真っ二つに斬った後にオチが来る。
今回は銭形警部がそれなりに活躍する。その分峰不二子の出番が少ないが。
特にラスト、五ェ門と銭形が剣と銃を構えて対峙する画は見たことがない緊張感があった。
きっと作られるであろう銭形編への期待感が募る。
ちょっとグロいルパン三世
賭博船を襲う“バミューダの亡霊”と呼ばれる怪物ホーク。両手に斧を持ち、巨大な体は何者の攻撃をも受け付けない恐ろしいやつ。鉄竜会のヤクザたちもタジタジになるが、親分から直接雇われた石川五ェ門がホークを取り逃がしたため、他の幹部から責任を取るよう追い詰められる。五ェ門としてもプライドが許さず、修行を積むが、ルパンと次元、不二子はまだ仲間になる前の彼を見守り続ける。
ホークは誰からかの命令でルパン三世を倒しにやってきたのだが、五ェ門との対決がメインとなってしまう。そこへ銭形も参入して、上層部からは手を引けと言われるのにかかわらず、深みにはまっていくのだ。一旦は「眠い」と休んでしまったホークを逮捕するのだが、すぐに脱獄。またしても五ェ門との一騎打ちとなる。
とにかく斬鉄剣がヤクザたちの腕を斬りながら突っ走るシーンだとか、ホークとの対決で二の腕の肉を削がれたりだとか、グロいシーンが多い。また、「百地三太夫の弟子」だとか噂されているほどルパンファミリーからも遠い存在で、この事件がきっかけで仲良くなっていくと思われる。「助太刀したら殺すようなもんだ」というのも聞いたことがあるような…
巨人ホークの容貌はまるでスタン・ハンセン!しかも歯は金属で出来ているのでフレッド・プラッシーをも彷彿してしまう(古っ!)。バミューダの戦争で2千人を殺した伝説もあり、爆撃によって戦死したと思われていたのだが…もしやサイボーグ化されたのか?とも想像できるのですが、斬鉄剣によって斬られた腕には血肉が滴り落ちる断面もあり、ちょっとわからない。死ななかったみたいなので、今後もまた登場しそうです。冒頭のサリファというお嬢ちゃんも意味不明のままですが、クラリスっぽかったなぁ・・・
「石川五ェ門すら超える」
今年48本目。
先週「次元大介の墓標」を見たら、めちゃくちゃ面白くて、5月31日の「峰不二子の嘘」の予習も兼ねて見て来ました。
今作も面白い。
いい映画の条件として、「気づき」と「エンターテイメント」のバランスがいいのが好き何ですが、今作品は人生の「気づき」が得られて良かったです。
それは、「石川五ェ門すら超える」と自分で感じました。
五ェ門はホントにクールよ
檄シブモンキー先生風ルパンシリーズ外伝の第二弾
ルパン一味とつるむ以前の石川五ェ門
昔気質のヤクザの親分の用心棒についてる五ェ門はまさに「ザ・堅物」
そして精神的に脆い「未熟者」
それを経て無敵に至る「達人モード」
実にルパン
実に五ェ門
ちょっとグロい描写あるけどね
IIIRD第2作目
石川五ェ門が主役となった劇場版LUPIN THE IIIRDの第2作目。
最初は第1作目の方が好きだな、と思ったけれども何度も観返しているうちに断然こっちの方が好きになってしまった。おそらくオールメンバーが出てくるし、舞台が日本であって、五ェ門の修行シーンや最後の寺のシーンなども美しいからだと思う。
内容も良く出来ている。まああそこまで物理的に筋肉を削られて自由に動けるっていうのは生物学的におかしいという思った点はあるけれども、あくまでフィクションであるから、まあ些細な事だろうという感じ。五ェ門の修行の成果もやりすぎといえばやりすぎなのかもしれないが、まあ諸々受け入れてしまえすれば、やはり些細なことだと思う。
個人的には次元編を越えてこっちが最高傑作だと思っている。
次回作があるのかは分からないが、大いに期待している!
ルパン三世史上最大のバイオレンス。
『次元大介の墓標』に、唯一出てこなかった五ェ門が、本気でヤクザを殺しまくる。
徹底的にバイオレンスにこだわり、ルパン、次元、五ェ門は、画面上では、後遺症が残りそうな怪我をしてるのが気になるが…Σ(゜Д゜)
一時間しかしない映画だが、その多くは、アクションなので、不二子の登場が少なくってちょっと残念。
前作位のお色気があれば、大傑作だったかも…(ノ´∀`*)テヘッ
あ、あと前作もそうだったので、苦言を一つ言えば、元々OVAで前編、後編で発売する作品を劇場で放映してくれるのは、ありがたいのですが、劇場で放映するならせめて、前編、後編を繋げて、最後にエンディングロールを出して欲しい。
せっかく盛り上がった所で前編のエンディングロールが出るのは、なんか興醒めする。
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