劇場公開日 2016年12月3日
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「化学分析は無理でしょう・・」RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
化学分析は無理でしょう・・
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横溝正史調の探偵ものの亜流だが基本コメディ、ただ、木村文乃さんのギャグも親父風だし佐藤二朗さんの突っ込みも寒いので好みの分かれるところでしょう。
途中、目の錯覚かと思ったが顔をCGで大きくしたりして遊んでいましたね、セリフ回しから衣装、小道具まで何かしら小ネタで笑いをとろうという演出の必死さは伝わりました。
舌で成分が分かるとして科学ネタも入れていますし、中国資本に水源地が買収される事例は北海道でも問題になりましたから笑いだけでなく社会派ネタも入れているのは堤ワールドの基本かもしれません。面白くて為になるなら良いのですが、そもそも味覚神経系で化学成分分析は無理ですし、何でも舐めるのは品性以前に危険です、良い子は真似をしないでねとスーパーが入りそうなシチュエーションばかりなので一般受けは難しいかも。
佐藤二朗さんは顔がごついのでパワハラ親父などの役回りでは引いてしまいがちですが本作のように見掛けと異なる常識人はギャップの面白さが光っていましたね。個人的にはこういう悩まないで済む脱力系のコメディは嫌いではないのでそれなりに愉しめました。
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