メッセージのレビュー・感想・評価
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なんだかよくわからないのに ...
よかったよ、この映画。
宇宙船来るんだけれど、たたみかけるような忙しなさとは無縁。
モデラートなテンポ。
色味も全体的にモノトーン。
空気や湿気の感覚が伝わって来る。
宇宙人が何かを伝えに地球にやってくるんだけれど、どうやって意思疎通したらいいか全然わからない。
同じ型の宇宙船が同時に世界12箇所にやってきて、どこがいち早く彼らとの意思疎通に成功するか?国際競争となっていく。
で、米軍に言語学者のエイミー・アダムスと物理学者のジェレミー・レナーが呼ばれる。
地味にまとめたアダムスが、落ち着いた学者らしい感じで画面を壊さない。
レナーはさらに控えめ。
で、アダムスは彼らの言語を解読していく過程で、地球人とは違う"時間" を体得していく。
対話が思うように進まず、焦れた他国が、宇宙船の排除に動こうとする最後の最後の瞬間に、アダムスの能力が明確に提示される。
映画冒頭から差し込まれる子どもの映像がなんであったのか?
人生とはどのようなものか、が一気に沁みてくるという仕掛け。。
というあたりは、友人の解説あっての理解ですが。
わからなくても心地よく引き込まれるのは音の良さも。
全編に流れる音、長三度と短三度が意識的に使い分けられていて、それがゆったりした中にも一定のリズムをもたらしているように思った。
既存の曲でドヴォルザークのセレナーデが使用されいたのも印象的でした。
何故今この題材なのか
正直原作の特異性に比べて凡庸の域を出ていない気がする。
異星人とのコンタクトについて、大抵は省略されたり適当に済まされる試行錯誤の過程を丁寧に描く職人的なアプローチから始まり、主人公が見るフラッシュバックや彼女自身の語りに仕掛けがあり、最後に明かされる事実でなるほどと唸らされるよう設計された映画。
しかし、この程度の仕掛けは最近の創作ではよく見るレベルで、しかもSFならば非現実的な方法で解決できるから、少し強引さを感じる。10年前なら画期的だったかもしれない。
比較対象として適切でないかもしれないが、インターステラーでは執拗に伏線と考え方の説明があり、荒唐無稽に見える展開もしっかりとドラマと連動して最終的に非常にしっくりと腑に落ちて、大きな感動に繋がった。
メッセージにおいては、冒険したりといった展開の広さが大して無かったのにも関わらず、ドラマにも大して動きが無かった。時制の無い言語を理解しただけであらゆる時が見えるというくだりについては、伏線はあったがそれでも少し唐突に感じたし、その解決も、「あっ」というものではなく、あまりにも普通で嬉しい驚きが無い。もう少し丁寧に伏線を重ねたり、説得力のある説明や展開を用意して唸らせてほしかった。
宇宙人の言語についてのビジュアルは本当に作り込まれていたけど、そこで力尽きたか、あの異星人の安いビジュアルと、取って付けたように語られる動機はちょっと残念。SFとしての見掛けが、丁寧だけど退屈なのも微妙に感じる理由
後半失速気味
新しい文明との接触に、言葉や考え方を読み取ろうとする、丁寧な前半の描写は印象的でした。
ただ、その分後半の急展開、というより、雑でありきたりな展開が悪目立ちします。最初から張っていた伏線のような描写も、回収はしましたが、別になくてもよかった感があります。
名作というにはかなり物足りない、そんな作品でした。
期待ほどでない
まさにメッセージという題名なのでそうあって然るべきなのだが、
しかしSFにメッセージ性を与えてしまうとより虚構性を感じさせる。
あなたは基本的にある日突然現れた宇宙船が、人類に対し友好的
だと思いますか、人類に対する侵略が目的だと思いますか?
あるいは目的は別として、異星人と分かり合えると思いますか?
私は、分かり合えたら良いとは思いますが、現実には難しいと思う。
人類の歴史が侵略と闘争の歴史であったことはもちろんだし、今でも
文化や宗教が違うだけで争いが絶えません。また、何万光年も離れた
天体から地球にやってこれるというだけで人類と異星人との間の
科学技術の差は明らかです。人類的な見方をすれば、そのような
異星人とは分かり合えないし、戦いたくてもとても勝ち目はないと
思うのが普通でしょう。あとは異星人の倫理性や人道性があるならば
それらが極めて高いことを祈るしかありません。
この映画ではそこに家族愛とか世界各国協調などの概念が異星人
とも分かり合えるための共通の普遍的なメッセージになるという
筋書きとなり、そこにどうしても安易さと嘘っぽさを感じてしまう
のです。
世界各地に訪れた宇宙からの巨大な侵入者により、人々はパニックを
引き起こす。侵入者が地球へやってきた目的は?友好か侵略か。
侵入者への対応の違いで世界各国は一時険悪になるが、最終的には
あることがきっかけで危機が回避される。そのあることというのが、
さらに嘘くさ過ぎて残念ながらこの映画を陳腐なものにしている。
まさにリアリティよりも安易なハッピーエンドづくりにしか思えない。
むしろ、何のメッセージ性もない純粋なSFの方が虚構を前提として
見れるので楽しめます。
CG等の画像技術については迫力があり、楽しめます。
2017-33
頭の中が大渋滞😱
バカに理解できるのだろーかと不安になりながら見てみたら、結局全然わからんかった。
けど、なんかすごかった。
このストーリーを考えた人がすごいなと思った。
どういう話なのか知りたくて(見たのに)、映画ブログを見ていたらいい表現があった。
「現代アートを見た感じ」。
これが的確。ほんとそれ。
宇宙人は、イカっぽい。
頭がディグダで、背も高くて、絶妙なバランスで立ってる。
墨をはいてコミュニケーションをとる。
重低音が多いので、劇場で見れば、重低音で空気が震動する感じが宇宙人と遭遇する緊張を味わえる。
難しくてこれしか書けない(笑)
💬追記
映画ブログをはしごして、ようやく意味がわかると、見方が変わるかもしれません。
今ならもう一度見たいかも。
未来がこうなるとわかったら、選択肢を変えることも出来る。
でもルイーズはそうしない、悲しいことが待っていてもそれを受け入れる、持てる時間を慈しむというのは映画史上珍しいメッセージだと思いました。
経験あり
予告からのイメージとは違った作品
なかなか深い作品でした!
イカはイカん
意味をわかっていなかった
非常に抑制された感じがSFらしくてよかった。宇宙船の中で重力が変化するところが面白かった。結局時間の感覚を超越するというのがどういう感覚なのかさっぱりイメージできない。
主人公のトラウマが度々回想されて、それが時間を超越することの意味なのかもしれないが、だとしたら辛すぎる。楽しかった記憶も新鮮なのかな。
フォレスト・ウィティカーがちょっと紋切り型だったかなと思った。
(追記)
友達にこの映画のネタバレを聞いたところ、子どもが死んだイメージは回想ではなくこれから起こることであったことを全く理解していなかったことが分かった。最初からとても暗い顔をしていたから、てっきり子どもが死んだせいで暗いのかと思っていた。みんな理解できているのかな。自分だけ馬鹿みたいで恥ずかしい。
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