「SF映画のブレークスルー」メッセージ Remlerさんの映画レビュー(感想・評価)
SF映画のブレークスルー
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初見が字幕なし英語だったので全てが理解できなかったが、「未知との遭遇」は軽くぶっちぎったな、というハイレベルな作品に感じた。
直立のUFOがハッピーターンに似ているとか、宇宙人がタコ型なのがちょっと、とかいうコメントはこの作品の上っ面でしかない。
宇宙人とのファーストコンタクトで、どうやったらコミュニケーションが取れるのか? という今までのSF映画にはなかったリアルな課題に対して、言語解析の苦労を丁寧に見せる場面に感心した。
今回字幕付で2度目を鑑賞して、ようやくストーリーの全体が把握できた。
この映画のポイントは、宇宙人とのコミュニケーションを通じて未来を知見できる超能力を主人公が会得してしまうという正にSF的ストーリーであり、それによりアメリカ以外の諸国に同時に飛来したUFOに対してどう接すべきか、を海外の首長に直接伝えるという伝道師の部分である。
加えて、主人公が将来生まれる娘の未来を知ってしまうという悲劇を絡めて展開していく演出に感心した。
逆にこの時空を超える演出が普通の鑑賞者(私)には難解で、これがスッキリ鑑賞できれば多分5点満点の映画。
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