「アーティスティックスピリチュアル」メッセージ ゾンビさんの映画レビュー(感想・評価)
アーティスティックスピリチュアル
突如現れた“ばかうけ”に立ち向かう人類たちのお話。
SF映画の新たな金字塔になるか…まではわかりませんが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の次回作『ブレードランナー 2049』への拍車はかかったんじゃないでしょうか。
正直、2049よりも良いかもしれないと観た今では思っています。
ファーストコンタクトの緊張感、これはもう監督のお家芸というか、不穏な雰囲気得意じゃないですか、たぶん。
意外にも世界中落ち着いてんなぁって気がしないでもないのですが、もういきり立って先制攻撃する国があってもおかしくないと思いますけどそこは違うんですね。笑
宇宙人の言語の解析をしているシーンもおもしろくて、なんかワクワクしてくるんですよね。
表意文字(そのものではないらしいですが)だとわかったのなら絵を描けばいいのに…と思わなくもないですが…笑
宇宙人との面会時間も限られているので、一歩ずつしか進められないことが序盤はドキドキを煽り、後半は焦りを生みますね。
そしてアート的なビジュアル+BGMの神秘性が没入感を増してくれるのも陶酔できてよかったです。
世界各国の人物が登場しますが、たとえば中国語には字幕がつかなかったりしまして、言語の可能性の示された本作だからこそ“多言語を知っていると楽しめる領域が増える”という作りに嫌味を感じず、むしろニクいねぇ~って感じです。
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