「不思議で静かで難しい。異色すぎるSFムービー。」メッセージ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議で静かで難しい。異色すぎるSFムービー。
【賛否両論チェック】
賛:飛来した異星人の目的や、主人公達が辿る運命等、散りばめられた謎の数々が思わぬ形で結実していく様が、哲学的で考えさせられる。
否:展開は極めて静かで、かつ内容も難解なので、気をつけていないと眠くなってしまいそう。「これじゃない」感もかなりありそう。
一言でいうなら、「すごく難しいSF映画」といった感じでしょうか(笑)。謎の異星人“ヘプタポット”の目的や、人類との関連性、そして悲しい過去を持つヒロインの未来等々、非常に科学的かつ哲学的な内容が描かれるので、結構難解です。あまり言うとネタバレになってしまいますので、詳しくは実際にお確かめ下さい。
一方で、SF映画にしてはアクションシーン等もなく、かなり静かな印象なので、
「もっと違うものを期待していた・・・」
とガッカリする方もいるかも知れません。そして下手をすると、思わず眠くなってしまうかも知れません(笑)。
何はともあれ、観終わった後に誰かと議論したくなるような、そんな作品です。
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