劇場公開日 2016年11月18日

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「上質なミステリー。屈折した愛憎が生んだ悲劇とは。」ガール・オン・ザ・トレイン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0上質なミステリー。屈折した愛憎が生んだ悲劇とは。

2016年11月23日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:最初は訳が分からなかった描写が、物語が進むにつれて次第に1つに繋がっていく様子が見事。真犯人や真実等、ミステリーとしても想像を掻き立てられる。
否:ラブシーンがかなり多いので、その辺りの好き嫌いは分かれそうなところか。

 序盤は様々な人物や出来事が目まぐるしく描かれていくので混乱しますが、次第にそれらが繋がっていき、最終的に3人の女性にまつわる恐ろしくも儚いストーリーが明らかになっていく様が、非常に印象的です。
 ミステリーとしても秀逸で、真犯人や事件の真相がなかなか読めずに、ハラハラさせられます。最後に辿り着く真相には、思わず身震いしてしまうようです。
 ラブシーンが結構多いのが気にはなりますが、ミステリー好きな方には是非オススメです。

映画コーディネーター・門倉カド